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大河ドラマの主人公になって欲しい歴史上の人物4選

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2017年の大河ドラマは「おんな城主 直虎」ですね。
NHKは過去にも意外な人物を大河ドラマの主人公に据えていますが、井伊直虎はまったく予想していませんでした。

 

井伊直虎は徳川四天王の一人、井伊直政の育ての親になります。過去に三英傑や歴史上の数々の偉人を主役にしていた大河ドラマから考えると、井伊直虎というのは珍しい選択なのかもしれません。

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(出典 NHKオンライン)

 

 

男性のような名前の女性ということもあり、井伊直虎は最近は多くのゲームにキャラクターとして登場しています。NHKはそこから目をつけたのかもしれませんね。

 

大河ドラマになって欲しい人物をピックアップ

大河ドラマは歴史上で有名な人物の一代記であることが大半です。「花燃ゆ」のように、まれにあまり知られていない人物が主人公になったりもしますが。

 

今回は独断と偏見で、私が大河ドラマの主人公になって欲しい人物をピックアップしてみます。ただ、ここで紹介した人物は永遠に主人公になることはないかもしれません・・・

 

明智光秀 織田信長を殺した男

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(出典 Wikipedia)

一人目は本能寺の変で織田信長を倒した武将である明智光秀です。

 

明智光秀は本能寺の変の印象があまりにも強く、裏切り者や謀反人というイメージを持つ人も多いと思います。

 

でも実際は苦労人であり、愛妻家でもあり、赤誠の人と言っても良いかもしれません。

 

戦国時代では世継ぎを作るために、側室を持つのが当たり前でしたが、彼は生涯、側室を持つことはありませんでした。

 

男児になかなか恵まれなかったときに、家臣が心配して器量の良い侍女を光秀の側に送り込んだことがあったそうです。もちろん光秀が手を付けて、そのまま側室になることが目的です。この時代は世継ぎを作ることが最優先ですから、妻も同意の上だったと言われています。

 

ただ物事に聡い光秀はすぐに家臣の意図を見抜き、家臣に対して「気持ちはありがたいが無用のことだ」と軽く叱責した後に、侍女を下がらせたそうです。

 

また斎藤利三という明智軍の侍大将ともいうべき部将が居るのですが、彼は光秀の同僚でもある稲葉一鉄から借り受けた部将でした。

 

のちに稲葉一鉄が斎藤利三を返して欲しいと申し出ましたが、光秀は斎藤利三の人物に惚れ込み、稲葉家に戻そうとはしませんでした。業を煮やした稲葉一鉄は、主君である織田信長にも訴え、信長も稲葉一鉄の申し出が正しいと判断し、光秀に返すように指示したようですが、それでも光秀は斎藤利三を手放そうとはしませんでした。

 

斎藤利三は光秀のその意気に感じ、最後まで明智光秀の右腕として働きました。天王山の戦いでは明智軍の侍大将として、羽柴秀吉を相手に激戦を演じてこの世を去ります。

 

そんな明智光秀なのですが、本能寺の変を起こしてしまったがゆえに、どうしても反骨の部将として見られてしまうようです。

光秀はなぜ本能寺の変を起こしたのか。その謎については別記事で考察しています。

 

 

2020年の大河ドラマの主人公は明智光秀

2020年の大河ドラマの主人公は明智光秀に決まりました。明智光秀が大河ドラマの主人公になって欲しいと願いつつも、そうなることはないだろうと半ばあきらめていたので、嬉しい反面、驚いてもいます。

 

 

石田三成 豊臣家をささえた忠臣

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(出典 Wikipedia)

この人も大河ドラマの主人公になることはないでしょう。

関ヶ原の戦いの西軍の実質上の総大将として名高い石田三成です。

 

歴史は勝者が作ります。

徳川史観、という言葉があるように、歴史の勝者である徳川氏から見れば、石田三成は「神君」家康公を敵に回した反逆者という扱いになるのでしょう。

 

豊臣秀吉の死後、秀吉の子飼いの武将のほとんどは家康の側に奔ります。秀吉の縁戚でもあった加藤清正、福島正則を始め、細川忠興、浅野長政、加藤嘉明、黒田長政、山内一豊・・・豊臣家の忠臣とも言われた武将のほとんどが東軍に付きました。

 

そこには武断派VS文治派という対立もあったかもしれませんが、それよりも秀吉の死後に、天下を取るの誰か、自家を保つには誰を頼れば良いか、という算段があったと思います。

 

石田三成のみは豊臣家を裏切ることなく、ただひたすらに豊臣家をささえ続けようとしました。そして近江佐和山19万石の領地で、関八州250万余石の徳川家康と天下分け目の合戦に持ち込んだのですから、その能力も図抜けていたことは間違いありません。

 

才能あふれる忠義の武将として、石田三成が大河ドラマの主人公に選ばれると良いのですが・・・無理かなあ。

 

過去の大河ドラマでは山本耕史や小栗旬など、結構、イケメンの俳優さんも演じられているので、三成の印象もかなり変わってきていると思います。明智光秀よりは可能性はあるかもしれませんね。

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河井継之助 幕末の越後の英雄

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(出典 Wikipedia)

越後と呼ばれた現在の新潟県は、3人の英雄を生み出しています。

 

一人目が戦国時代の上杉謙信。

三人目が現代の田中角栄。

そして二人目が幕末の越後長岡藩の執政、河井継之助です。

 

河井継之助は上の二人に比べると知名度は低いかもしれません。

>継之助は越後長岡藩のわずか120石の藩士の家に生まれましたが、幕末の風雲で頭角を現し、越後長岡藩を主導する家老にまで上り詰めます。

 

そして戊辰戦争最大の激戦となる北越戦争を引き起こしてしまうのですが・・・彼も歴史上では薩長に敗れた敗者なので、大河ドラマで取り上げられることは難しいでしょうね。

 

木戸孝允 逃げの小五郎といわれた維新三傑の一人

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維新三傑の一人、木戸孝允は長州のリーダー格の一人でした。幕末の薩長同盟の徴収側の代表であり、桂小五郎という名前でも知られています。

 

木戸孝允は剣豪でもあり、桂小五郎と名乗っていた時代に近藤勇の道場の道場破りの対応をしたという逸話があります。近藤の道場に道場破りにきた剣客に対して、桂小五郎が立ち会い、見事に撃退したそうです。

 

道場の門下生だった土方歳三は、道場破りを打ち負かした桂小五郎に感謝しつつも複雑な心境だったようで、

「もし相手が真剣だったらどうでしょう?」

と意地悪な質問をしたところ、小五郎はにっこりと笑って、

「逃げますよ」

と言ったそうです。土方歳三とはまた思考法が違う人物だったのでしょうね。

 

木戸孝允は「逃げの小五郎」といわれたくらい怜悧な思考の持ち主で、池田屋事件や蛤御門の変でも上手く危機を逃れています。この辺りも木戸孝允が大河ドラマの主人公に成れない理由なのかもしれません。

 

まとめ ー 敗者や反逆者が主人公の大河ドラマがあってもいい

大河ドラマの主人公が敗者や反逆者であってもいいと思うのは私だけでしょうか。何度も同じ人物をドラマ化するよりも、よほどおもしろいストーリーが作れると思います。

 

特に明智光秀などは前半生が不明なので、オリジナルのエピソードをいくらでも盛り込めるでしょう。織田信長の正室になった濃姫と恋仲だったという逸話もあるので、ドラマ性は抜群だと思うのですが、NHKさん、いかがでしょうか^-^