誰も見ていない時間

ゲーム、読書、マンガ、ライフハックなどの雑記

エレベーターに閉じ込められた経験&もしもの時の対処法

スポンサーリンク

f:id:kitahana_tarosuke:20170911215441j:plain

私はエレベーターに閉じ込められたことがあります。もう20年くらい前のことになりますが。

 

結論を先に書くと、閉じ込められてから40分ほどで外に出られることができました。ただその40分間は、私の人生でとても緊迫した40分間でした(ちょっと大げさかな^^;)。

 

 

エレベーターに閉じ込められた状況

閉じ込められたのはバイト先の大きな食品工場でした。制服に着替えてエレベーターに乗り込んでドアが閉まったあと、プシューン、というような音がして、エレベーターが突然止まったのです。

 

エレベーターは動き出した気配があったのですが、どのくらい移動して止まったのかは分かりませんでした。感覚としては少しだけ動いた感じだったので、階と階の間で止まったようでした。

 

エレベーターには私以外に同乗者が二人いました。同じ食品工場でアルバイトしている同僚の女の子でした。

 

落ち着いているつもりでも・・・

「え、止まってるよね、これ」

「故障かな・・・電気は点いているから停電じゃないよね」

 

女の子は知り合いのようで、二人で心配そうに会話を始めます。

女子二人、男子一人なので、とにかく私が落ち着かねばと思い、つとめて落ち着いた声で、

「とにかくボタンを押してみますね」

と言って、他の階のボタンを何回か押してみました。

 

 

・・・しばらくしてから、

落ち着いてよ!。そんなに押しても何にもならないよ」

ふと耳にそんな言葉が届いたので、ハッとして自分の手元をみると、私はエレベーターにのボタンをゲームのコントローラのボタンのごとく連打していました。

 

落ち着いているつもりでも、どこかに焦りがあったのでしょう。知らず知らずのうちにボタンを連打していたのです。

 

とりあえず女子に謝って、他に何か対策がないか考えました。

考えたといっても、時間にすれば1分にも満たない時間だったと思います。

 

もう一人の子がポツリと言ったのです。

「ねえ、緊急インターホンで通話してみようよ」

 

緊急インターホンで連絡が取れた!

緊急インターホンを押すと、すぐに応答がありました。

 

「どうされましたかー」

 

返事があったことに安堵したことと、少し間延びした声だったので、いらっとしたのを今でも覚えています。

 

「すみません。エレベーターが階の途中で止まっているみたいなんですが」

「え!?、すぐにカメラを確認しますね」

 

そのエレベーターには監視カメラはあったのですが、常時監視はしていないようでした。何となく常時監視しているものだと思っていましたが、考えてみたら、エレベーター以外にも複数あるであろう、工場の監視カメラを全てチェックしていたら、それだけで警備の人は手が足りなくなりますね。

そのときはそんなことまで頭が回りませんでしたが。

 

40分ほどでエレベーターから脱出

その後、警備の人とエレベーター会社の方が現場に来られました。外側からどういう操作をされたのかは分かりませんが、エレベーターはその場所でドアが開きました。

 

階と階の間に止まっているかと思っていたましたが、エレベーターは動き出してすぐに止まったらしく、30cmほど動いたところで止まっていました。エレベーターは中途半端位置ではあまりドアを開閉しないようですが、このときは動いた位置が僅かだったので、中に閉じ込められた私達を外に出すことを最優先したようです。

 

エレベーターに閉じ込められた時の対処方法

以上で閉じ込められた話は終わりです。

何のオチもない、あっさりした終わり方でごめんなさい(^_^;

でも事実はそうだったので、大げさに書くこともできないですしね。

もしこれが1日とか2日閉じ込められたりしたら、それだけで大きなニュースになっていたと思います。

 

今日、たまたまですが、エレベーターの保守を担当されている方と話をする機会がありました。その時の会話が参考になるものだったので、こちらに記載しておきたいと思います。

 

携帯電話よりも先にインターホンを

エレベータに閉じ込められるたときに、外への連絡手段として真っ先に思いつくのは携帯電話でしょう。私が閉じ込められた20年前ならともかく、今なら誰でも携帯電話を持っています。

 

ただ、携帯電話からの連絡だと場所の特定に困るそうです。落ち着いて自分が使用しているエレベーターの場所や階数を答えられればいいのですが、閉じ込められたときは少なからず動揺しているハズです。

自分が普段勤務しているビルや自宅マンションならともかく、打ち合わせ先やショッピング先のビルだったりすると、場所の特定は困難です。もしそのビルに複数のエレベーターがあったとすれば、自分が乗っているエレベーターがそのうちのどれなのか答えるのは至難の業です。

 

緊急インターホンであれば、押した時点でどのエレベーターのインターホンなのか分かるそうです。必ずインターホンを利用しましょう。

 

保守契約の確認を

自分が勤務しているビル、もしくは自宅がマンションなどで、日常的にエレベーターを使う人は保守契約がどうなっているのか確認しておきましょう。

 

保守契約はフルメンテナンス契約とPOG契約(パーツ・オイル・グリス契約)があり、一般的には予備的に部品交換をするフルメンテナンス契約の方が安全性は高いと仰ってました。

 

絶対に出ようとしてはいけない

絶対にやってはいけないこととして、エレベーターから出ようとすること、と仰ってました。今のエレベーターは二重三重に安全性が考慮されていて、事故があってもエレベーターが落下する確率は天文学的な数字だそうです。

 

異常が発生したら、まずは緊急インターホンで連絡を取る。それが通じなければ携帯電話で外部に連絡して救助を待つ、という対応が良いようです。

 

もしエレベーターが落下したら

最後に誰もが考えるどうでもいい話を書いておきます。

 

もしエレベーターが落下したら。

着地の瞬間に思い切りジャンプしたら助かるのでは・・・!?

 

んなわけないか^^;