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3DCGを始めたい人へ。ゲーム業界で使われている3DCGソフトを紹介するよ。

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映像系の専門学校の就職課の先生から、3DCGについて相談を受けました。

 

 

今、ゲーム業界で一番使われている3DCGソフトは何でしょうか?

 

 
 

間違いなくAutodeskのMayaですね。他にも色々と使われているので解説しますね。

 

 

 

 

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ゲーム業界で使われている3DCGソフトは様々です。業界のデザイナーなら知っていて当たり前のことなのですが、別の業界のデザイナーさんだったり、学生さんにとっては実際に使われているツールが何なのかご存知ないことも多いかと思います。

 

私はすちゃらかCGデザイナーですが、業界歴だけは長いので、実際に業界で使われている3DCGソフトを紹介してみます。

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Autodesk Maya シェアNo.1の統合型3DCGソフト

間違いなくゲーム業界でもっとも多く使用されている3DCGツールです。キャラ、アセット、背景などのモデリングはもちろん、モーションやエフェクト作成にも使用されています。

 

ゲーム会社でも導入事例は多く、

  • スクウェア・エニックス
  • バンダイナムコゲームス
  • ソニー・インタラクティブエンタテインメント(旧ソニー・コンピュータ・エンタテインメント)
  • セガゲームス
  • カプコン

など、大手がこぞって導入しています。

 

多くのスマホ系のゲーム会社でも使用されています。

  • コロプラ
  • Cygames
  • Aiming
  • gumi
  • Klab
  • Niantic

 

Mayaの大きな特長はカスタマイズ性能の高さです。

もちろん、他の3DCGソフトでもカスタマイズはできるのですが、Mayaほど自由度は高くはありません。MayaにはMELという専用のスクリプト言語が搭載されており、Mayaのほとんど動作に対してMELで制御することが可能です。

 

もし貴方が専門学校の学生さんでしたら、3DCGはMayaのコースを選択しておけば間違いありません。

 

3dsMAX 使っているゲーム会社は少ないが・・・

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3DCG業界的にはMayaと同じか、ひょっとするとシェア的にはMayaよりも多く使われているかもしれません。

ゲーム業界に限っていえば、使用されている会社はMayaよりも圧倒的に少ないのが実情です。

 

ただ数こそは少ないのですが3dsMAXをメインツールとして開発を進めている会社さんもあります。

業界的に有名なところだと、ユークスさんやフロム・ソフトウェアさんでしょうか。

 

もし上記の会社のコアなファンで、そこに絶対に入社したい、と考えているのであれば、3dsMAXに絞って勉強してみると良いでしょう。

 

Softimage 少しずつ姿を消しつつあるソフト

かつてSoftimageはゲーム業界で大きなシェアを占めていました。アニメ業界でもジブリが開発フローに組み込んでいたので、ご存知の方もおられるかもしれません。

 

Autodeskが2015版のSoftimageをもって開発を中止してからは、多くの会社がMayaもしくは3dsMAXに乗り換えてしまいました。新しいバージョンが出ないので当たり前といえば当たり前なのですが。

 

Softimageをメインツールとして使用していた会社は、カプコンさんやコーエーテクモゲームスさんなどが有名でしょうか。

 

LightWave3D ソニーの「ゲームやろうぜ!」で一躍有名に

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もう何年前だろう。

ソニーさんが開催された「ゲームやろうぜ!」という企画で、ゲーム開発者を募ったことがありました。採用された個人(もしくはチーム)には開発キットが支給されたのですが、それにLightWave3Dが付属していました。

 

その影響もあり「ゲーム開発に使われる3DCGソフトはLightWave」という時代もあったのですが、今はLightWaveも使用している会社が減りつつあります。

LightWaveの開発元も、開発者が離脱してこともあって、新しいバージョンが出るのかどうか少し危ぶまれている状況です。

 

Blender フリーソフトだが正式に採用している会社も

フリーの3DCGソフトウェアであるBlenderですが、その性能は市販品に引けを取りません。守秘義務があるので、使用している会社名はネット上には書けないのですが、メインツールとして使用している会社もあります。

 

今回相談を受けた学校の先生も、Blenderを学校で教えて欲しい、と就職先の会社さんからいわれたことがあるそうです。

ゲーム会社も営利企業ですから、メインツールが無料のBlenderで賄えるのであれば、それにこしたことはないですね。

 

まとめ ー Maya一択だが、無料で始めるならBlender

何か一つ覚えるのであれば、やはりシェアが一番大きいMayaがいいでしょう。

高機能なのにインターフェイスが分かりやすく、直感的に作業できるので習得も早いかと思います。個人でもMayaLTのような下位バージョンがあるので、購入がしやすいのもいいですね。

 

無料で始めるのであればBlenderです。

開発の現場でも使用されていますし、何しろ無料なので気軽に取り組めます。今ならUnity+Blenderで無料で開発環境を整えることもできますね。

 

自分の業界のことなので、張り切って書いてしまいましたが・・・3DCGソフトってアフィリエイトはないですねw

いくつか3DCGソフトを紹介したので。アフィリンクを貼ろうかと考えたのですが・・・

 

まあ、いっか^^