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センゴク権兵衛9巻 仙石秀久が主役の漫画も最終章。戸次川の戦いに突入

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「センゴク権右衛」は豊臣秀吉の家臣、仙石秀久を主人公にした物語です。人気があるようで第一部、第二部、第三部と連載が続き、現在は最終章である第四部に突入しています。

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9巻の表紙は仙石秀久、ではなく、相手役の島津家久ですね。

 

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右側が主人公の仙石権兵衛です。左側は・・・誰だったかな(^^;

 

センゴク権兵衛の概要。第四部までリリースされている人気作品

シリーズ累計発行部数750万部を突破し、第四部まで連載が続いているので、人気作品といっていいでしょう。あまり有名でもない、しかも戸次川の戦いにおいて大失態を犯した仙石秀久という人物が主人公なのに、これだけの人気作品に仕上げたのは作者の宮下英樹氏の力量に負うところが大きいのでしょうね。

 

第一部 「センゴク」
信長への士官。信長による美濃攻略から姉川の戦い、浅井朝倉の滅亡まで。


第二部 「センゴク天正記」
信長包囲網。長篠の戦いから甲州征伐。武田家の滅亡まで。


第三部 「センゴク一統記」
本能寺の変から山崎の戦い、賤ヶ岳の戦いなど秀吉による天下統一への道のり


第四部 「センゴク権兵衛」
秀吉による四国征伐、九州征伐。天下統一まで?

 

私は第一部の無印の「センゴク」から全て購入し読んでいます。新刊をデフォルトで購入するマンガの一つでもあります。

 

「センゴク権兵衛」が第四部にあたり、この第四部が最終章とされています。内容的には秀吉による四国征伐、九州征伐ですね。このあとに小田原城の戦いがあるので、それが物語のラストになるのではないでしょうか。

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仙石秀久という武将について

仙石秀久。通称は権兵衛。信州小諸藩の藩祖となるこの武将は、あまり好きではない武将の一人でした。

 

美濃の地侍の家に生まれ、勇壮な風貌だったことから信長に気に入られ(信長にはこの種のエピソードがいくつかあります)、戦場で数々の武功を立てます。ただ武功といっても武将としてではなく、個人としての槍働きが主でした。

 

豊臣秀吉が仙石秀久には大封を与えず、淡路や讃岐など小国の領土の主にしたのも、秀久にその才能がないと考えていたからかもしれません。


仙石秀久は秀吉の命で九州征伐の先陣として九州に乗り込みます。秀久は軍監(戦闘部隊の指令役)としての役割を与えられ、四国勢を統括していました。

 

戸次川の戦いで部隊編成

戸次川の戦いにおいて、豊臣秀吉は豊臣軍本体の到着を待つように仙石秀久に指示したといわれています。ところが秀久はその命令に従いませんでした。軍監を任されたことにより、軍功を立てるために焦ったともいわれています。

最終的に仙石秀久は秀吉から領土を全て取り上げられ、高野山に追放されます。

 

戸次川の戦いで秀久が率いていた軍隊を二つに分けてみます。

 

仙石秀久
十河存保

 

長宗我部元親
長宗我部信親

 

秀吉における四国征伐で、秀吉側として活躍したのが仙石秀久と十河存保であり、討伐される側だったのが長宗我部親子ですね。

 

この中でキーマンを上げるとすれば十河存保でしょう。三好氏の一族であり「三好義堅」という名乗りでも知られています。三好氏は阿波を地盤とする一族で、長宗我部氏の四国統一に激しく抵抗しました。

 

十河存保は長宗我部氏と長く争ってきただけあって、長宗我部氏と仲が悪かったことは否めません。猛将であったことは確かですが、土佐の一郡から身を起こし、四国全土を統一した長宗我部元親との力の差は歴然としています。元親に何度も破れ、最終的には阿波、讃岐といった三好氏伝来の領土を失い、豊臣秀吉を頼って落ち延びます。

 

当然のことながら戸次川の戦いでも反目仕合い、長宗我部元親が主張した意見に反対します。仙石秀久の無謀な渡河作戦に同調して、部隊を壊滅に追い込んでしまいます。

 

この部隊編成自体に無理があったような気がするのですが、その辺りは海千山千の秀吉なので、何か意図があったのかもしれません。

 

ひょっとしたら秀吉は仙石秀久が失敗することを見越して、長宗我部親子が二人とも戦死することを狙っていたのかもしれませんが、そこまで考えるのは穿ち過ぎた見方なのでしょうね。

 

ちなみにマンガの「センゴク権兵衛」では、評定に桑名親光という武将が加わっていますが、桑名親光は信親付きの長宗我部家の家臣だったので、これはマンガとしての演出のためでしょう。

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まとめ ー 史実とは別の魅力があるセンゴク権兵衛

・・・えー、マンガの紹介なのに、史実を交えて色々と書いてしまいました。戦国オタの暴走として笑ってやってください。

 

センゴク権兵衛には史実の仙石秀久とは別の魅力があります。センゴク権兵衛というキャラクターが確立されているといっていいでしょう。だからこそ私も書い続けていますし、これからも新刊が出るたびに購入することは間違いありません。

 

という、とって付けたようなフォロー(^^;を入れたところで、この辺で。