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ハンターハンター 35巻 王位継承戦開始。新大陸へ向かう船の中での頭脳戦

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デスノートの考察をブログに書いたように、頭脳戦が展開されるマンガが大好きです。


週刊少年ジャンプでハンターハンターの連載が始まったのは、今から20年前の1998年です。もう20年前になるのですね。

休載を何度も挟みながらも、単純なバトルものではない面白さから、長きに渡って連載が続いています。

 

ハンターハンターのおもしろさの一つは頭脳戦にあります。純粋な頭脳戦というよりは、特殊な能力と特異な状況で頭脳戦を行うマンガです。

 

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・・・我ながら説明が下手ですね(^^;。特殊な能力と特異な状況といわれても、マンガをご存知ない方は想像できないかもしれません。ただ、そんな言葉しか思いつかないような状況設定で、物語が展開していくマンガなのです。

 

物語は新大陸編、ではなく王位継承戦へ

舞台は新大陸へ向かう船の中で展開します。船といってもそのサイズはとてつもなく大きく、ちょっとした町くらいのサイズがあります。

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(出典 HUNTERxHUNTER)

ブラックホエール号という名称で、上部にある船の形をした第一層が現実の巨大客船くらいのサイズでしょうか。

 

この中で新大陸に到着するまでの約二ヶ月の間、搭乗しているカキン王国の王子たちによる王位継承戦が行われるという設定です。

 

王位継承戦といっても穏当なものではありません。現在のカキン王国いわく「生き残った唯一名が正式な王位継承者」ということなので、直接的な殺し合いはないにしても、それに近い展開が始まる可能性もあります。

 

14人の王子とキャラクターの関係

王位継承戦には14人の王子が登場します。ちなみに劇中では女性であっても王子と呼称するようです。

  • 第1王子 ベンジャミン
  • 第2王子 カミーラ(女性)
  • 第3王子 チョウライ
  • 第4王子 ツェリードニヒ
  • 第5王子 ツベッバ
  • 第6王子 タイソン 
  • 第7王子 ルズールス 
  • 第8王子 サレサレ
  • 第9王子 ハルケンブルグ
  • 第10王子 カチョウ(女性)
  • 第11王子 フウゲツ(女性)
  • 第12王子 モモゼ(女性)
  • 第13王子 マラヤーム
  • 第14王子 ワブル

第14王子のワブルはまだ幼児ですが、母親の王妃ワイトが「息子」といっているので、男児のようです。もっとも性別はあまり関係ないかもしれませんが。

 

これに過去の登場人物がどのように協力しているのかを追記します。

  • 第1王子
  • 第2王子
  • 第3王子
  • 第4王子
  • 第5王子
  • 第6王子 イズナビ
  • 第7王子 バショウ 
  • 第8王子
  • 第9王子
  • 第10王子 センリツ
  • 第11王子
  • 第12王子 ハンゾー
  • 第13王子 ビスケ(モモゼが死亡後にハンゾウも)
  • 第14王子 クラピカ

イズナビはクラピカの師匠ですね。ビスケは主人公のゴンやキルアの師匠です。

ということは、マスタークラスの能力者が二人も護衛に参加していることになります。

 

そして準主人公といってもいいクラピカが、能力がまだわからない第14王子の護衛についています。

 

ハンゾーはハンター試験以来、久々の登場です。ただ警護していた第12王子のモモゼが最初の脱落者(死亡者)になったので、今は第13王子の護衛に回っています。

 

14人の王子の共闘関係と動向

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(出典 HUNTERxHUNTER)

王位継承戦は最終的に生き残りが一人になるまで続けられます。現時点でいくつか共闘関係ができているので、グループ分けしてみました。

第3王子 チョウライ
第14王子 ワブル

共闘というよりは実力が上の第3王子が、第14王子を保護したという状況でしょうか。第14王子のワブル(というよりはクラピカ)は、ツベッパとも不戦協定の関係にあります。

第4王子 ツェリードニヒ
第5王子 ツベッバ

ツベッバが共闘を持ちかけ、ツェリードニヒも表面上は同意しています。ただツェリードニヒは以前から残虐な内面を現す描写があるので、表面上だけの共闘関係といっていいでしょう。

第10王子 カチョウ
第11王子 フウゲツ

カチョウとフウゲツは双子の姉妹。性格のキツい?カチョウがフウゲツをコントロールしている様子です。

第12王子 モモゼ
第13王子 マラヤーム

母親が同じであったことから、モモゼの脱落後はその護衛がマラヤームに回っています。具体的にはビスケとハンゾウですね。

残りの王子は単独で動いています。

 

第1王子のベンジャミンは強力な私設兵隊を保有し、全王子に警護という名目で刺客を送りこんでいます。

 

第2王子のカミーラは第1王子のベンジャミンと、離脱を宣言した第9王子のハルケンブルグをなぜか標的にしています。

 

第6王子のタイソンは天然系で行動が読めず、第7王子のルズールスもまだ本格的には参戦していません。

 

第8王子のサレサレは次の晩餐会で何かを企んでいる様子です。第9王子のハルケンブルクは継承戦不参加を表明したものの、護衛兵が何者かにほぼ全滅させられました。このあとにどう物語に絡んでくるのかは不明、といったところでしょうか。

 

現時点で解決していない謎

まだ登場していない守護霊獣

各王子には守護霊獣という名前の王子を守る念獣が憑依しています。ただまだその姿を現していない念獣もいます。

  • 第10王子 カチョウ
  • 第11王子 フウゲツ
  • 第14王子 ワブル

の三人の王子です。ワブルは黒いモヤのような形で一度登場していますが、カチョウとフウゲツはまだ全く登場していません。

 

第12王子 モモゼを殺害したのは誰か?

モモゼを警護していたのは第1から第6までの王子の私設兵です。実際は警護とは名ばかりの暗殺者なので、殺害犯はこの中にいます。

 

そしてハンゾーとビスケの会話から推測すると、殺害したのは休憩していた第5王子か第6王子のどちらの私設兵ということになります。まあ、ハンゾーとビスケの会話自体がミスリードの可能性もありますが、そこまで考えると展開が全く分からなくなりますね。

 

サイレントマジョリティの発動者は?

35巻の最後に、クラピカが各王子の私設兵を集めて念の講習会をします。そのときに発動していたサイレントマジョリティの発動者が誰なのか分かりません。

 

この記事を書くにあたって、クラピカの講習会のシーンを何度も読み直してみたのですが、私の頭では特定できないようです。

 

一体、誰なのだろう・・・?

どうしても気になったので考察記事を書いてみました。

 

 

まとめ ー 忘れてはいけない登場人物たち

王位継承戦がしばらくは物語の中心になるのでしょうね。

ただ忘れてはいけない登場人物が船に同乗しています。

  • クロロ=ルシルフル
  • ビヨンド=ネテロ

クロロ=ルシルフルは34巻の書評のときにも登場した劇中で最強クラスの能力者です。同じく最強キャラの一角であるヒソカを圧倒したものの、その後に仲間をヒソカに殺されたことから落ち込んでいる様子が描かれています。

 

仲間を殺されたクロロがヒソカに復讐を考えていると仮定すると、ヒソカもこの船に乗っているのかな?

 

ビヨンド=ネテロはハンター協会会長で、最強の念能力者だったネテロの息子です。まだ能力を表しておらず、拘束状態におかれているのが不気味ですね。

 

そして何よりも主人公であるゴンやキルアがまったく登場していません。どこかで物語に復帰すると思うのですが、それがどこになるのかも楽しみの一つです。