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明智光秀の前半生や織田信長や濃姫の関係について調べてみた

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2020年の大河ドラマの主人公である明智光秀は、その前半生がほとんど分かっていません。それだけにその前半生をどう描くのか非常に楽しみでもあります。

 

今回は明智光秀の前半生や濃姫や斎藤道三との関係について少し調べてみました。調べてみたとはいっても、そこは歴史好きの素人なので、史実とは異なるところも多いとは思いますが、ちょっとしたエピソードとして楽しんでいただければ幸いです。

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斎藤道三と明智光秀と織田信長の関係

明智光秀の父は実はまだ明確には分かっていません。一派的には明智光綱ではないかといわれていますが、これは光秀の死後、100年以上も経ってから書かれた「明智軍記」という軍記物に由来しています。残念ながら信頼性はそれほど高くはありません。

 

仮に「明智軍記」の記述通り、明智光綱が光秀の父親だとすると、明智光綱の妹である小見の方が斎藤道三の正室なので、明智光秀は斎藤道三の義理の甥になります。

 

小見の方は織田信長の正室になる濃姫(帰蝶)の母親でもあるので、濃姫のいとこが明智光秀です。織田信長からみれば明智光秀は嫁さんのいとこになる訳ですね。

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斎藤道三がいった「十兵衛も何ほどのこともない」

斎藤道三は甥である明智十兵衛(光秀)が才能ある青年であることを見抜き、手塩にかけて育てていました。自分の軍略や政治などの知識を、まだ若かった明智光秀に教えていたともいわれています。

 

ところがある日、斎藤道三はもっと才能のある青年と出会いました。それが後に娘婿になる織田信長です。織田信長と初めて出会ったあと斎藤道三は、

「信長にくらべれば、十兵衛も何ほどのこともない」

といったという逸話があります。

 

甥である明智光秀を才能があると見込んで育てていたのもの、織田信長の方がもっと才能があったというエピソードです。

 

明智光秀と帰蝶(濃姫)は恋仲だった?

斎藤道三の娘で後に織田信長に嫁ぎ、濃姫と呼ばれた帰蝶は、明智光秀と恋仲だったという逸話があります。わりと有名な逸話ですね。

 

資料を探してみたのですが、実は濃姫は知名度は高いものの登場している資料が少なく、史実かどうか確認することができませんでした。

 

そこでちょっと三人の年齢を比較してみます。

  • 明智光秀 1528年生まれ(諸説あり)
  • 織田信長 1534年生まれ
  • 帰蝶(濃姫) 1535年生まれ

年齢的にはそれほど不自然ではないような気もします。織田信長と濃姫の婚姻が1549年なので、この時の年齢を記載してみると、

  • 明智光秀 22歳
  • 織田信長 16歳
  • 帰蝶(濃姫) 15歳

やっぱり光秀がちょっと年上ですね。

 

では、光秀が結婚したのは何年でしょうか。

 

調べてみると、明智光秀と妻木煕子が結婚したのが1545年頃で、光秀が18歳の頃です。このとき濃姫は11歳。つまり濃姫と信長の結婚話が進んでいるときに、光秀はもう結婚して4年経っているので、二人が恋仲だったという可能性は低そうです。

 

明智光秀と濃姫が恋仲で、それが織田信長との政略結婚で引き裂かれ、本能寺の変の遠因になった、というのもロマンスですが、話としてはちょっと苦しそうですね。

 

とても愛妻家だった明智光秀

明智光秀の妻は、前述したように妻木広忠の娘の妻木煕子という人物でした。煕子は娘である細川ガラシャが美人で有名だったように、とても美しい顔立ちだったといわれています。

 

明智光秀と妻木煕子は婚約しますが、輿入れ前に煕子が疱瘡にかかってしまいます。疱瘡にかかったことで、煕子の顔に痘痕が残ってしまいました。父親である妻木広忠は岐阜の名家である明智家との婚約が流れることを惜しみ、容姿がそっくりだった煕子の妹を代わりに光秀の妻として送り込みます。

 

光秀はすぐに身代わりに気づき、丁重に妹を送り返した上で、妻として煕子を改めて迎え入れました。光秀はその後も側室をおかず、ずっと煕子を大切にしたといわれています。

 

まとめ ー 明智光秀という武将には謎が多い

2020年の大河ドラマが明智光秀に決まってから、自分の中ではテンションが上がりっぱなしです。2年後の大河ドラマにワクワクするのも我ながら奇妙なのですが、大河ドラマの主人公には永遠にならない人物、と考えていただけに嬉しくて仕方がありません。

 

明智光秀という武将には謎が多く残っています。今回取り上げた前半生もそうですし、何といっても本能寺の変をなぜ起こしたのかが最大の謎です。

 

大河ドラマでそれが解決する訳ではないのですが、どういう描かれた方をするのか、それだけでも非常に楽しみです^^