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誰かどこかで止めなかったのか。29時間で配信停止になったアプリの雑感

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記事を読んで残念な気持ちになりました。感想は「誰かどこかで止めなかったのか」というものです。配信停止になるのも当たり前でしょう。完全なパクりゲームなので。

 

これが「パクり」ではなく「リスペクト」とか、アイデアのインスピレーションは◯◯のゲームからだよね、というレベルであれば何の問題もないのです。先日書いた仁井谷氏の記事でも、仁井谷氏が、ぷよぷよのアイデアはテトリスから、と公言しておられます。でも、誰もそれを責める人は居ないでしょう。

 

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(出典 ねとらぼ)

画面を見るだけで、これはアウト、と言いたくなりますね。

配信停止になったゲームについては、ねとらぼさんが詳しく解説されています。

 

 

配信停止になったアプリとその理由

29時間で配信停止になったアプリは「画太郎ババァタワーバトル from 星の王子さま」で、漫画家の漫☆画太郎氏のコミックスである「星の王子さま」の第2巻発売を記念して6月4日にリリースされました。

 

ところがリリース直後から、「どうぶつタワーバトル」のパクリではないかとの声がでて、6月5日18時には配信停止になっています。各種ネットニュースでも取り上げられ、「どうぶつタワーバトル」の作者のYuta Yabuzaki氏もTwitterでコメントされています。

 

ゲーム開発の発端はどこから

ゲーム開発の発端は、必ずしもゲームメーカーからとは限りません。メーカーであるパブリッシャーの場合もあれば、開発の主体になるディベロッパーのケースもあります。

 

パブリッシャーから、

 

こんなゲームを作りたいんだけど、どお?

 

 

という話がでて、じゃあプロトの内容はこれこれで、予算はこれくらいで・・・と話が進むこともあれば、ディベロッパーから企画を持ち込むこともあります。

 

 

こんな企画を考えてみたのですが、いかがでしょう!

 

 
 

プロトを作りたいので予算を付けてくださいよ~

 

 

というケースもあります。 ディベロッパーは開発の仕事を確保するために、プランナーに持ち込み企画を考えさせて、パブリッシャーに持ち込んだりすることはよくあることなのです。

 

誰が止めるべきだったのか

「画太郎ババァタワーバトル」のゲームの企画を誰が考えたのか、発端は誰だったのかはわかりません。それでも、誰か止めなかったのか、とつい考えてしまいます。

  • 集英社の担当者
  • プロデューサー
  • ディレクター

止めるべき立場だったのはこの人達ではないでしょうか。

 

もちろん犯人探しをするつもりもないのですが、まずいプロジェクトはそれなりのポジションにある人が判断すべきです。

  • 他のゲームにアイデアが似ている
  • 予算と工数が見合っていない
  • スケジュールが短すぎる
  • すでに炎上している

などなど、危険なプロジェクトはいくつも存在します。それらを止めたり、予算を増やしたり、スケジュールを調整したりするのが、その立場にある人の仕事でしょう。

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どうぶつタワーバトルをちょこっと紹介

「画太郎ババァタワーバトル」元になった「どうぶつタワーバトル」はお薦めのゲームです^^

 

 

私の紹介記事なのですが、今年の1月1日の投稿です。

元旦の投稿がこれだったのか^^

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通算で180勝161敗と勝ち越しています。子どもがときどき勝手にプレイしているので、私個人だともっと勝ち越しているんだけどなー。

 

まとめ ー 開発のリソースがもったいない

ゲームというメディアはハードルが高い、とときどき思います。

  • プログラム
  • グラフィック
  • サウンド
  • ストーリー

ゲームによってはないものもありますが、概ね、上記の要素が必要です。そして、一人でこれらを作成するのは困難です。マンガや小説のような、他のジャンルなら一人で作ることも可能です。でも、ゲームを一人で作成するのは大変です。

 

今回の配信停止になったアプリも、開発に携わったプログラマーやデザイナーは居たはずです。彼らの労力が無駄になるのがもったいなく感じます。

 

今回は、誰も幸福にならない少し残念な事件でした。