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阪神金本監督の采配に納得がいかないので検証してみた

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プロ野球は右投手には左打者が、左投手には右打者が有利だといわれています。大谷翔平選手がつい最近まで左投手のときにはスタメンから外れていたのも、その法則が影響しているからです。

 

もちろん選手起用は、選手の調子や若手を育成するのかどうかにも左右されます。ただそれを考慮しても、最近の金本監督の采配はおかしいのではないかとちょっと気になってしまいました。

 

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(出典 阪神タイガース公式サイト)

 

2018年9月8日の阪神のスターティングメンバー

2018年9月8日の対巨人線の阪神のスターティングメンバーです。

(二) 糸原 健斗
(遊) 北條 史也
(左) 福留 孝介
(右) 糸井 嘉男
(一) 陽川 尚将
(三) 大山 悠輔
(中) 俊介
(捕) 梅野 隆太郎
(投) 小野 泰己

ラストバッターの小野選手はピッチャーなので、右打ちか左打ちかは気にしなくても良いでしょう。

 

さて、このときの対戦相手の先発投手は、巨人のエースといってもいい右投げの菅野投手でした。当然のことながら、左打ちの選手がずらっと・・・並んでないですね。スタメンの9名のうち左打ちは3名だけでした。

 

鳥谷選手、ナバーロ選手、伊藤隼太選手などの左打者はなぜかベンチスタートでした。

 

若手を積極起用なのか?年齢で検証

阪神の金本監督といえば、スローガンに「超変革」を掲げ、若手を積極起用しつつ優勝を目指すことで有名です。若手を積極起用しているのかもしれない、ということで年齢を追記してみます。

(二) 糸原 健斗 25
(遊) 北條 史也 24
(左) 福留 孝介 41
(右) 糸井 嘉男 37
(一) 陽川 尚将 27
(三) 大山 悠輔 23
(中) 俊介 31
(捕) 梅野 隆太郎 27
(投) 小野 泰己 24

福留選手や糸井選手はベテランといっていい年齢ですね。31歳の俊介選手もそろそろベテランといっていい年齢でしょう。

 

ここで一つ疑問があります。ベテランといっていい右打ちの俊介選手をなぜ右ピッチャーである菅野選手のときに先発させたのか、です。

 

外野手では左打ちのナバーロ選手が控えています。外国人選手であり、今後のチームの成長を考えてのことであれば、俊介選手よりも若い伊藤隼太選手や板山選手を起用すべきでしょう。

 

経験重視で菅野選手を打ち崩すことを考慮したのであれば、三塁手には左打ちで2,000本安打を達成している鳥谷選手を起用すべきです。

 

どうも金本監督の采配は首尾一貫していないような気がします。

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高山選手や鳥谷選手の不調の原因は?

安打製造機タイプの高山選手に本塁打20本?

阪神の外野手で左打ちの若手といえば高山俊選手が真っ先に念頭に浮かびます。

  • 高山俊
  • 25歳
  • 外野手
  • 右投げ左打ち
  • 2015年ドラフト1位
  • 2016年新人王

2016年に新人王を獲得したときは、これで阪神の外野手は10年は選手が固定されるだろう、と思いました。ところが高山選手は翌年以降調子を崩し、現在は1軍にすらいません。

 

実は2016年に高山選手が新人王を獲ったときに、金本監督はこんなアドバイスをしています。

 

 

高山選手は東京六大学リーグ戦で通算最多安打のリーグ記録を更新した、安打製造機タイプの選手です。ただ本塁打は通算で8本塁打しかしていません。通算22本塁打の田淵幸一選手や20本塁打の岡田彰布選手とは明らかにタイプが違うのです。

 

2,000本安打の鳥谷選手にも本塁打20本?

そして2,000本安打を達成している鳥谷選手にも同様の指示をしています。

 

 

2016年の鳥谷選手はこの金本監督の指示の影響と守備位置の変更もあって、大きく数字を落としました。

 

金本監督は選手としては本塁打も安打も両方打てるタイプでした。でも、他の選手が自分と同じことができるとは限りません。選手の個性に見合った指導をするのが監督の務めではないでしょうか。

 

まとめ ー 金本監督はそろそろ諦めどき

名選手、名監督にあらず」という言葉があります。誰の言葉だったかは忘れてしまったのですが、残念ながら金本監督は名監督ではないようです。

 

阪神は変革を期待して金本監督に長期政権を託したのかもしれません。その気持ちはわかりますが、その才能がないと判断した場合は、なるべく早く監督交代を考えたほうがいいのではないでしょうか。

 

就任3年目である今年の成績がBクラスであれば、残念ながら金本監督はそろそろ諦めどきだと思います。