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2018年最下位に沈んだ阪神の金本監督が退任すべき3つの理由

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今年の阪神タイガースは実に17年振りに最下位に転落しました。しかも甲子園での勝敗が球団ワースト記録となる39敗目を記録しています。10月10日の最終試合で勝利したので、130試合制のときに記録した最低勝率はクリアしましたが。

 

阪神がここまで転落した原因は、間違いなく金本監督の采配にあります。

 

以前にも金本監督の采配を検証する記事を書いているのですが、今回も同様の記事になります。金本監督のファンの方は静かにブログを離れていただければと思います。

 

私自身は熱狂的な阪神ファンなので、この件に関しては、何がどうあろうとも辛口口調でいきます(^^;

 

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(出典 阪神タイガース公式サイト)

 

金本監督は試合中の采配が下手

2018年10月9日の対巨人線の阪神のスターティングメンバーです。巨人が3位に滑りこみ、CS進出を決めた試合です。

(二) 糸原 健斗
(中) 島田 海吏
(左) 福留 孝介
(三) 大山 悠輔
(一) ナバーロ
(捕) 梅野 隆太郎
(右) 板山 祐太郎
(遊) 植田 海
(投) メッセンジャー

 巨人の先発は左腕のメルセデス選手でした。野球は左投手には右バッターが、右投手には左バッターが有利だといわれています。

 

相変わらず金本監督は右と左を気にしないようです。スタメンを組む根本的な考え方が間違っているのではないでしょうか。

 

この試合は5回の阪神の攻撃で、大きなチャンスがありました。

 

6番梅野、7番板山が連続ヒットで無死一二塁になります。8番の植田は送りバントで1アウト二塁三塁です。次はピッチャーなので、代打が送られたのですが、金本監督が起用したのは鳥谷選手でした。

 

なぜ左の鳥谷選手を代打に送ったのか?

なぜ右の代打の原口選手を起用しなかったのか?

 

鳥谷選手は2000本安打も記録し、左投手もそれほど苦手とはしません。でも、打率3割を超えている代打の切り札である原口選手という選択の方が、適切だったのではないでしょうか。

 

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5回裏のスコアボードです。点差は3点でした。

 

試合の序盤もしくは1、2点差であれば、1点を取りに行く作戦も考えられます。でも実際は試合の中盤で3点差がついていました。ヒットを狙うのが定跡です。

 

しかもランナーが三塁に居るので、三塁手はベース寄りに守るため&スクイズに備えるために三遊間が空きます。右打者の方が有利な状況なのに、なぜ左の鳥谷選手を代打に送ったのでしょうか。

 

金本監督は選手起用が一貫していない

金本監督の采配を的確に分析している記事があります。元阪神タイガースの投手の藪恵壹氏によるコラムです。

 

 

阪神タイガースは開幕戦と二戦目でスターティングメンバーを変更しました。特に藪氏が指摘しているのは1番と2番です。

開幕戦の1番と2番

(中) 高山 俊
(二) 鳥谷 敬

巨人の開幕投手は右投げの菅野選手でした。オープン戦で一度も組んだことのない打順でしたが、上手く機能し、開幕戦では勝利を収めました。

 

二戦目の1番と2番

(中) 俊介
(二) 上本 博紀

二戦目の巨人の先発投手は田口選手でした。それに備えて打順を入れ替えたのでしょう。

 

ただ打線の軸ともいっていい、1番と2番を2戦目で入れ替える必要があったのかどうか。しかも開幕戦で負けたのならともかく、開幕戦はこのオーダーが機能して勝利しています。

 

もし金本監督が右と左とに積極的にこだわる采配をするのであれば、選手も納得するでしょう。でも、そうでないことはこれまでの采配からも明らかです。しかもこの時点では鳥谷選手の連続試合出場記録は継続していました。

開幕2戦目で先発を外れた時、自分の中で、もう連続試合出場は終わったんだと考えた。ケガとか疲れとか、そういう理由がなくスタメンで出られなくなったということだから

紹介した藪氏のコラムにある鳥谷選手のコメントです。鳥谷選手と金本監督とのボタンの掛け違いが現れていると思います。

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金本監督の元で若手が育っていない

金本監督といえば「超変革」を掲げ、育成しながら勝つということを挙げられています。ところが残念ながら、今の阪神では若手が育っていません。これは金本監督だけが悪いのではなく、阪神の伝統的なところなのかもしれませんが・・・

 

こちらについて中村紀洋氏の書いた記事がTwitterでトレンド入りしました。記事のタイトルは「最下位阪神の若手育成停滞の理由」です。ところが今日、このブログで紹介しようとしたら、記事が削除されていました。

 

阪神タイガースから圧力でもあったのでしょうか。もしこの記事が消えたら、阪神から圧力があったと考えてくださいw

 

記事が消えてしまったため、記憶に頼って書きますが、中村紀洋氏が指摘したので最も重要なのは下記のような内容でした。

競争がないままベテランを外して、ポジションを若手に与えるとチームは弱体化する

プロ野球は競争社会です。実力がすべてです。若手選手は実力でポジションを奪い取る必要があります。そうでないとほどほどで満足してしまって、若手が伸びないのです。

 

象徴的なのが鳥谷選手です。

 

鳥谷選手のポジションは若手が実力で奪ったものではありません。鳥谷選手は長く不動のショートのレギュラーでしたが、2016年に調子を落としたため、2017年は北条選手とショートの位置を争うことになりました。

 

そしてキャンプでの金本監督の発言が残っています。

北條に7対3で勝っても遊撃のレギュラー(として起用すること)はない

おかしいですよね。ポジションは実力で奪い取るべきです。

 

金本監督は大山選手をスタメンで使いたいために、その後に鳥谷選手をセカンドにコンバートしています。若手を積極起用して育てるのは良いのですが、ポジションはあくまでも実力で掴み取るべきです。

 

競争のないチームは腐敗します。当たり前のことですよね。

 

まとめ ー 金本監督は今期で退任すべき

CS進出を決めた巨人の高橋由伸監督は、今期で退任が決まっています。CS進出を決めた以上は日本シリーズ進出の可能性も残っています。それだけの成績を残したのに辞める監督もいるのに、17年振りの最下位で、ホームスタジアムで球団のワースト記録を作った金本監督が辞めないのはどうなのでしょう?

  • 監督継続が規定路線
  • 3年契約を締結済み

と報道されていますが、監督の契約などあってないものですし、何より本人から退任を申告すべきではないでしょうか。

 

それと最後に阪神のフロントもやっぱり駄目ですね。

 

来季に和田一浩氏をコーチとして招聘する、とのニュースが流れていますが、必要なのは和田氏ではありません。招聘するのであれば、コーチ経験ゼロの和田氏ではなく実績のあるコーチを呼びましょう。

 

和田氏は選手として実績は確かですが、コーチとしての腕前は未知数です。名選手=名コーチとは限りません。しかも和田氏を呼ぶ理由の一つが「金本監督とは東北福祉大で先輩後輩の間柄」って・・・

 

縁故で人事をするな。