オーバーロード２「漆黒の戦士」ギルドの統括者が一転して冒険者に？
体感型ゲームにのめり込んでいた一人のサラリーマンが、ゲーム内に取り残されてしまい、そのままその世界で冒険を始める、というのがオーバーロードの大雑把なあらすじです。
普通とちょっと違うのは、取り残されたサラリーマンは、廃課金者と呼ばれるくらいゲームにお金をつぎ込んでおり、ゲーム内で最強キャラだったことでした。しかも演じるキャラクターはアンデッドで、自らのギルドを統括する立場でもあり、幾多のNPCを従えていました。
いわば不死の最強キャラクターとしてギルドを統括する立場を演じつつ、取り残された世界を探る、というのが1巻の内容でした。
ところが、2巻では展開が大きく変わります。
2巻では最強キャラであることを隠し、モモンという名で普通の冒険者として活動します。いや、普通の冒険者ではないかもしれませんが。
- オーバーロード２「漆黒の戦士」のあらすじ
- オーバーロード2巻では不死者の王が戦士に
- 鈴木悟→モモンガ→アインズ→モモン
- 劇中の最強集団「ナザリック大墳墓」
- まとめ ー 冒険者としての展開が続くのかと思えば！？
オーバーロード２「漆黒の戦士」のあらすじ
西暦2138年、DMMO-RPG（Dive Massively Multiplayer Online Role-Playing Game）と呼ばれる体感型ゲーム「ユグドラシル」に取り残された鈴木悟は、その世界を探るために、自らのギルドである「アインズ・ウール・ゴウン」から「アインズ」と名乗り、世界の探索を始めた。
アインズはレベル100に到達したアンデッドで「不死者の王」と呼ばれるくらいの実力を誇っていた。アインズはそれらを全て隠したうえで、一介の戦士として冒険者を装うことにしたのだ。目的はもちろん世界の探索のためだった。
アインズは、従者として一人の戦闘メイドを連れただけで、冒険者として冒険者ギルドに登録する。登録時に知り合った4人のメンバーとともに、モンスター退治の仕事を引きける。かつてのハンドルネームから「モモン」という名を名乗って・・・
オーバーロード2巻では不死者の王が戦士に
（出典 アニメ版オーバーロード）
オーバーロードの1巻では、主人公はギルド「アインズ・ウール・ゴウン」のリーダーであり、ギルドの本拠地である「ナザリック大墳墓」を統括する立場でした。
そんなアインズを一言で言い表すと「最強キャラ」です。
現実世界で廃課金のサラリーマンが、ゲーム内世界で最強キャラ＆組織のリーダーになってしまうところが、オーバーロードという作品のおもしろさの一つといっていいでしょう。
ところが2巻では一転して冒険者になります。骸骨をフルプレートの鎧で隠し、顔を見せる必要があるときは幻術を用いてまで、冒険者を装います。
ユグドラシルでは最高レベル100に到達していた主人公ですが、鎧を着けた戦士としてのレベルは30くらいと抑えられてしまうという設定です（それでも劇中では圧倒的な強さを誇るのですが）。
冒険者として身を偽ってでも、取り残された世界が、
- ユグドラシルと同じなのかどうか
- 違う世界と融合してしまったのか
- 他にプレイヤーが取り残されて居ないのか
どうかを調べるという展開です。
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鈴木悟→モモンガ→アインズ→モモン
主人公の名前がちょっとややこしいですね。元々はただのゲームプレーヤーの鈴木悟で、その鈴木悟がリーダーを務めるギルドが「アインズ・ウール・ゴウン」です。
彼がゲームをプレイするときのハンドルネームは「モモンガ」です。当初はその名前をそのまま名乗っていたのですが、取り残された世界では一緒にプレイしたメンバーに情報が伝わるように、ギルド名を一部をそのまま用いて「アインズ」と名乗ります。
そして冒険者としては「モモンガ」を縮めた「モモン」と名乗るようです。この辺りがちょっとややこしいかな。
劇中の最強集団「ナザリック大墳墓」
今のところは主人公とそのギルドのメンバーが圧倒的な強さを誇っています。その強さは読んでいて心地良いくらいです。
冒険者としてモモンはナザリック大墳墓からナーベラル・ガンマ（通称ナーベ）という戦闘タイプのメイドを一人だけ連れてくるのですが、この子だけでも十分強いので、ナザリック大墳墓全体だと、どれくらいの強さになるのか計り知れません。
ナザリック大墳墓は10階層からなり、各階に統率者が配置されされています。戦闘メイドはその一部でしかないので、ナザリック大墳墓にはもっと強いメンバーが揃っていることになりますね。
まとめ ー 冒険者としての展開が続くのかと思えば！？
異世界ものは色々とあるのですが、美的感覚が異なるというのはちょっとおもしろいですね。
劇中で「森の賢王」と呼ばれるモンスターの主が出てくるのですが、それが巨大なジャンガリアンハムスターだったり、主人公であるモモンそれに跨って凱旋したり。言葉は通じるのに文字が読めず、あたふたするのも異世界ならではでしょうか。
さて、劇中では今のところアインズ＝モモンが率いるナザリック大墳墓のメンバーが最強集団なのですが、2巻の最後にちょっと驚く展開が待っています。ナザリック大墳墓のナンバー3ともいっていいキャラが離反？したようです。
続きは3巻を期待することにしましょうか^^
