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一分で話せ 大事なことをシンプルに伝える方法

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この本の帯には「孫社長にも認められた最強の話し方」と書かれています。これにつられて買ったといっていいでしょう。孫社長というのはもちろんソフトバンク創業者で会長兼社長の孫正義氏です。

 

孫正義氏に認められた話し方、といわれると興味が出てくるのは私だけでしょうか。

 

この本では、プレゼンで相手を動かすにはどうすれば良いかを、具体的な方法を交えて解説しています。それだけでなくビジネスにおける様々なシチュエーションでの対応方法も記載されています。

 

一分で話せ

ただ、この本で最も衝撃的だったのは300回もの練習です。

 

 

プレゼンで人を動かすにはどうすれば良いか

「一分で話せ」はプレゼンを軸に、

  • 自分の考えを伝えるにはどうすればよいか
  • 人を動かすためにはどうすればよいか

について書かれた本です。

 

それも曖昧な内容ではなく、ロジカルにやり方を記載してあります。

 

たとえばロジカルシンキングで重要なピラミッドストラクチャーを、プレゼンで使用する方法を解説しています。

 

・・・自分で書いていて説明が下手ですね(^^;

 

専門用語を使わず、小学生でも理解できるように説明できる人が賢い人なのですが、どうも私にはその才能はないようです。

 

脱線しました。

 

たとえば、なぜタバコを止めるべきなのか、ということに対して、

  • 健康に悪影響がある
  • タバコ代がかかる
  • 受動喫煙の問題がある

という理由を3つ用意して、その上でタバコを止めた方が良いという結論を出す方がよいのです。

 

理由は3つが最適と述べていますが、別に一つでもいいでしょう。ただ、論拠がつながっている必要があります。

  1. この会社業績が良い
  2. だからこの会社で働きたい

というのは繋がっているようで、ちょっと弱いですね。

 

  1. この会社は業績が良いので給料が高い
  2. だからこの会社で働きたい 

というのが正しい論拠ではないでしょうか。

 

「一分で話せ」には、こういうプレゼンを構成するための要素について詳しく解説されています。

 

プレゼンを300回も練習したことはあるか

実は上に書いたプレゼンの論拠云々よりも、一番驚いたのはプレゼンの練習回数です。著者の伊藤氏は孫社長へプレゼンするときに300回も練習したそうです。

 

私はプレゼンをあまりしたことがありません。片手で足りるくらいの回数です。

 

過去のプレゼンで最も重要だったのは、ゲームメーカーでのプレゼンでした。ゲーム企画の説明のために、ゲームメーカーの役員たちが並ぶ重役室でプレゼンを行ったのです。

 

結果的にそのゲームの開発はスタートしたので、プレゼンは成功したといえるかもしれません。

 

でも、そのプレゼンの練習をしたのは2回でした。メーカーでプレゼンをする前に社内で練習しておこう、という話になり、

  • 1回目 プレゼン参加スタッフ
  • 2回目 社長とリーダークラス

を集めて社内で練習プレゼンをしたのです。

 

当時としてはそれで十分だと思ったのですが、今考えると甘かったと思います。最終的にプロジェクトが中止になったのも、プレゼンでのPRが弱かったからかもしれません。

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考えると悩むは違う

もうひとつ印象的だったのは考えると悩むは違うと著者が書かれていることです。当たり前といえば当たり前なのですが、仕事での考えるは結論を出すことです。

 

 

今日は曇ってるなあ。折りたたみ傘をカバンに入れておこう

 

 

であれば、きちんと考えることができています。

 

 

今日は曇ってるなあ。雨が振らなければいいんだけど

 

 

これは単に思い悩んでいるだけですね。

 

考える=結論を出すという考え方に共感します。会社の会議でも話をするだけで、結局、誰が何をするのか何も決まっていないことがよくあるので・・・

 

まとめ ー 様々な知識も役に立つがそれよりも300回

「一分で話せ」にはプレゼンに必要な様々テクニックが記載されています。今回の記事で紹介したこと以外でも、イメージの重要さや図の使い方など、仕事でプレゼンをする人には必須といってもいいでしょう。

 

でも、それらよりも印象深かったのは練習です。

 

職人でも料理人でもプロ野球選手でも、本番に備えて練習します。プレゼンでも練習しましょう、というのは当たり前といえば当たり前なのですが、過去に練習したことはほとんどありませんでした。

 

著者みたいに300回もしなくてもいいとは思いますが、重要なプレゼンであれば

納得が行くまで練習する、というのは心がけたいと思います。