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アドビがAllegorithmicを買収。アドビが買収してきたソフトウェアの紹介

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3DCGデザイナーの御用達といっていいソフトが「Substance Painter」や「Substance Designer」という3DCGのテクスチャを作成するソフトウェアです。

 

以前はそうでもなかったのですが、最近は必須といってもいいくらい、3DCGを扱うプロジェクトで使用されています。

 

その「Substance」シリーズを開発するAllegorithmic社をアドビが買収したと発表しました。

 

 

アドビがAllegorithmicを買収

「Substance」が今後どうなるのか気になります。Adobe CCに組み込まれるのか、それとも単体の製品として継続して販売されるのでしょうか。「Substance」は10万ちょいするので、Adobe CCに組み込まれると嬉しいのですが。

 

 

PhotoshopとIllustratorで有名なアドビだが

フォトショップやイラストレーターといったソフトウェアで有名なアドビですが、数々の製品を買収し、自社製品のラインナップに加えてきたことでも有名です。

 

中には買収してアドビから販売されたものの、アドビ内での製品統合により、姿を消してしまったソフトウェアもあります。

 

自社がAという商品を販売していて、市場にBというライバル商品がある場合、Bを買収してしまえば、シェアは圧倒的になりますからね。

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PageMaker アルダス社から買収もIndesignに統合

PageMakerはアドビが開発・販売していたレイアウトソフトです。グラフィックデザイナーやエディトリアルデザイナーなどの、紙のデザインを手がけていた人には懐かしい名前だとおもいます。

 

レイアウトソフトは一時期、

  • QuarkXPress
  • PageMaker

で人気を二分していた時期がありました。まあ、シェアは圧倒的にQuarkの方が多かったと思いますが。

 

AfterEffects 日本でメジャーになったのは買収後

エフェクト作成、特殊効果、コンポジットソフトとして有名なのがAfterEffectsです。ちなみにゲーム業界ではAE(エーイー)と呼ぶことが多いのですが、他の業界ではどうなんだろ。

 

AfterEffectsも元々の開発はScience and Art社でした。Science and Art社はアルダスに買収されたのですが、そのアルダス社もアドビに買収されたため、最終的にはアドビの製品になりました。

 

日本でAfterEffectsが日本に広まったのは、Ver.3.1くらいからだと思います。そのときはすでに買収後だったことになりますね。

 

GoLive Mac発のWebオーサリングツール

アドビはPageMillというWebサイト製作ソフトをリリースしていました。ただ機能的には未熟で、初心者向けという位置づけでした。DTP業界ではフォトショップとイラストレーターがデファクトスタンダードになっていましたが、Webには乗り遅れた状況でした。

 

その状況を打破するために買収したソフトがGoLiveです。当時はMac専用で、GoLive Cyber Studioという名称でした。私もパッケージを持っていたなー。

 

アドビはGoLiveをクリエイティブクラウドに組み込み、Web製作ソフトとして位置づけました。ただ、その後にライバルであるマクロメディアを買収したことによって、結局は姿を消しました。

 

マクロメディア製品 Flash、FreeHand、Director、DreamWeaver、FireWorks

かつてアドビのライバルと呼ばれ、激しく市場を争った企業がありました。マクロメディア社です。数多くの商品でアドビと競合し、米国内で訴訟合戦を繰り広げていました。特にIllustratorとFreeHandの争いは熾烈で、デザイナーでも人気は二分していたと思います。

 

マクロメディアはDirectorというアドビには競合製品がないマルチメディアオーサリングツールや、Web系のソフトでは圧倒的に優位に立っていました。何しろFlashを擁していたのが大きかったですね。

 

ところがそのライバル社をアドビが買収してしまったのです。その金額は約4,000億円といわれています。

 

まとめ ー 使う人の願いは

こうして見るとかなりのソフトウェアを買収で手に入れてきたことになります。アドビが出していないのは、3DのDCCツールくらいでしょう。

 

私はアドビ信者でも何でもありません。フォトショップやイラストレーターをずっと使い続けているので、愛着はありますが。

 

ソフトウェアの購入やアップグレード料金を考えると、おそらくアドビに支払った金額は100万は超えているでしょう。昔はフォトショップ一つ買うだけで、10万円以上しましたから。

 

ソフトウェアを使う人の願いは、今も昔もあまり変わらないと思います。

  • 使いやすく
  • わかりやすく
  • できれば高機能に

そして、少しでも安く提供してくれると嬉しいですね^^