誰も見ていない時間

ゲーム、読書、マンガ、ライフハックなどの雑記

無料でゲームが遊べる状況は良いことなのかどうか

スポンサーリンク

私自身はソーシャルゲームの運営に携わったことはありません。運営中のゲームのコンテンツの作成(ガチャで排出されるキャラクターのモデリングとか)であればいくらでも担当したことはあるのですが、運営そのものに参加したことはないのです。

 

ただ、運営している会社の人とは、お付き合いなどで飲みに行ったりすることは何度もあります。

 

コンピューター

昨日もソーシャルゲームを運営されているディレクターと飲みに行ってきました。そしてそのときに話したのは、無料でゲームが遊べる状況は良いことなのかどうか、ということでした。

 

 

開発に数億円かかるゲームが無料で遊べる

ソーシャルゲームの開発費は様々ですが、名のあるメーカーからリリースされるゲームは、数億円の開発費がかかっています。2億円から3億円くらいが相場でしょうか。

 

その数億円の開発費がかかるゲームが無料で遊べるのです。これって良いことなのでしょうか。まともに考えれば、数億円もお金がかかっているのに、無料なのはおかしくないでしょうか。

 

もちろん今からすべてのゲームを有料の買い切り制にすることは不可能です。おもしろいゲームかどうかもわからないのにお金を払えない、という意見もあるでしょう。

 

ただなんとなく釈然としないのです。映画でも音楽でも書籍でも、ほとんどのメディアはコンテンツを楽しむために、最初に対価としてお金を支払います。でも、ソーシャルゲームはお金を払わなくても、ずっと遊べることができてしまうのです。

 

ソーシャルゲームは宿命を背負っている

一年近くも前になりますが、ソーシャルゲームについて書いたことがあります。サイバーコネクトツーの松山社長のインタビューの紹介と、ソーシャルゲームは課金という宿命を背負っているという内容でした。

 

 

この記事にも書いたのですが、ソーシャルゲームは開発にかかった費用を運営で回収する必要があります。ソーシャルゲームの宿命といってもいいかもしれません。

 

数億円の開発費がかかったゲームであれば、それだけの金額(プラスして運営中の費用やら広告費なども)を運営期間中に回収する必要があるのです。

 

そのために開発者は、ゲームのおもしろさだけではあく、ユーザーが課金するかどうかを考えざるを得ないのです。

スポンサーリンク

 

 

クソゲーを掴んで泣きながらプレイした子供時代

私が子どもの頃は、もちろんスマートフォンもソーシャルゲームもありませんでした。毎月の小遣いをためて、ゲーム情報誌を見て、おもしろいかどうかを判断して購入していました。

 

おもしろいゲームに当たれば良いのですが、当然のことながら「ハズレ」を掴むこともありました。いわゆる「クソゲー」ですね。クソゲーを買ってしまった場合、次のゲームを買うまではそのゲームをプレイせざるを得ませんでした。

 

まあ、実際には泣きながらプレイすることはありませんでしたが(^^;

 

それでも数千円から、ときには一万円近いお金を払って、おもしろくないゲームを掴んでしまったときは、すごく落ち込んでいたことを覚えています。

 

まとめ ー 解決方法は・・・わからない

なんとなく釈然としない思いがあるだけで、現状で解決方法がある訳ではありません。

 

ただ言いたいのは、無課金ユーザーが悪いとかいうことではなくて、開発費に数億円もかかるゲームが無料でずっと遊べてしまう現状がおかしいのではないか、ということです。

 

昨日、一緒に食事をしたディレクターさんは「できることなら課金を考えなくてもいいコンシューマーゲームの開発をやりたい」と仰ってました。その気持ちが痛いほどわかります。

 

なにか良い解決方法はないものだろうか。