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大相撲は横綱や大関だけじゃない。若手、小兵、ベテランのお薦め力士をまとめてみた

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大相撲が好きで場所中は中継をずっと観ています。

 

とはいっても、仕事中は観ることができないので、帰宅してからインターネットのAbemaTVで、大相撲チャンネルを再放送を繰り返し観ています。

 

今場所は関脇貴景勝の大関取りが話題になっています。もちろんそれにも興味津々なのですが、今回はあえて上位陣ではなく、個人的に注目している若手や小兵力士、そしてベテランの力士を紹介してみます。

 

貴景勝vs鶴竜

(出典 AbemaTV)

もちろん貴景勝の大関昇進も期待しています^^

 

注目の若手力士 納谷 豊昇龍 一山本

まずは注目している若手力士を紹介します。横綱のDNAを引く10代二人と、移植の経歴を持つ25歳です。

 

納谷

祖父に大横綱大鵬、父が貴闘力という力士のサラブレッドといっていいでしょう。身長188cm、体重175kgという恵まれた体格で、早くも幕下まで上がってきました。今場所は東幕下51枚目で5連勝と好調です。

 

関取と呼ばれる十両に上がるには、幕下15枚目位内に居る必要があるといわれているので、来場所幕下上位で勝ち越せば十両も見えてくるでしょう。

 

納谷は本名なので、十両になれば四股名も変わるかな?

 

大鵬という四股名はまだ早いと思うので、小鵬とかどうだろう^^。それで横綱になったら大鵬と改名するとか。

 

豊昇龍

納谷と同じ場所で初土俵を踏んだのが、朝青龍の甥(兄の子ども)になる豊昇龍です。体重こそは107kgとまだ細さが目立ちますが、朝青龍ゆずりの気迫あふれる相撲で一度も負け越すことなく、幕下上位まで上がってきました。

 

昨年の9月場所では、同じ19歳の納谷との直接対決に首投げで勝利しています。

 

今場所は西幕下7枚目なので、関取も狙える位置なのですが、1勝3敗と苦戦しています。さすがに幕下上位の壁は厚いかな。

 

一山本

元公務員という少し変わった経歴の持ち主が一山本です。学生時代から相撲で活躍していたのですが、大相撲に進むほど実力がないと思っていたのか、大学卒業後は角界に入らずに公務員として就職します。

 

その後、23歳のときに役場を退職して角界に入り、幕下の上位にまで上がってきました。

 

一山本をみていると、なんとなく高校教師から角界入りした智ノ花を連想してしまいますね。調べてみたら智ノ花が角界入りしたのが27歳のときなので、まだまだチャンスはあると思います。早く関取での相撲が観たいですね。

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注目の小兵力士 炎鵬 照強 爆羅騎 

幕内力士の平均体重は166.2kgです(2018年12月26日のデータ)。力士は年々大型化していて、平均体重も過去最高を更新しています。そんな中で体重が軽い小兵力士も頑張っています。

 

炎鵬

白鵬がその才能を見込んで同じ部屋に誘ったのが炎鵬です。身長168cm、体重は100kgと軽量ながらも、デビューから21連勝、6場所で十両に昇進しています。幕下付け出しを除けば、6場所での十両昇進は史上最速タイ記録だそうです。

 

問題は体重が増えないことで、何でも白米が苦手だとか。

 

力士というと丼に山盛りの白米を食べているイメージがありますが、炎鵬は白米の匂いが苦手で、ちゃんこ鍋の汁をかけて匂いを消してようやく食べられるくらいだそうです。

 

なかなかのイケメン力士なので、幕内に上がってくるとさらに人気が出そうです。

 

照強

淡路島出身で、阪神淡路大震災の当日に生まれたという経歴を持つのが照強(てるつよし)です。

 

身長は169cm、体重116kgと軽量ながら、貴乃花、稀勢の里に次ぐ、史上三番目の若さで幕下に昇進しました。幕下の壁の厚さに足踏みしましたが、その後は幕下優勝をへて、十両に定着、今場所は初入幕を果たしています。

 

その四股名から「本名は強か剛か剛志なんだろうなー」と思っていたら、本名は「福岡 翔輝」だそうです。どういう経緯でこの四股名になったのが気になります。

 

爆羅騎

式秀部屋の爆羅騎

以前に記事にした式秀部屋の部屋頭が爆羅騎です。一時は幕下まで上がりましたが、現在は三段目に位置しています。

 

体重は110kgあるのですが、身長が160cmです。おそらく日本大相撲協会に所属する力士で、最も身長が低いの爆羅騎でしょう。

 

力士になるには新弟子検査を通過する必要があります。検査の通過には身長が167cm以上必要です。でも爆羅騎は160cmです。この辺りに大相撲の懐の深さを感じます。

 

身長が低くても舞の海のように活躍して欲しいと応援しています^^

 

注目のベテラン力士 嘉風 安美錦 華吹

大相撲はその激しさから、スポーツ選手としては寿命が短いといわれています。その大相撲でベテランといわれる年齢になりながらも、現役生活を続けている力士を紹介します。

 

嘉風

幕内最高齢の力士が嘉風です。この記事を書いている3月19日がちょうど嘉風の誕生日で37歳です。

 

嘉風が関取と呼ばれる十両に昇進したのが2005年7月場所ですから、それから14年間も関取の地位を維持していることになります。

 

大分出身で郷土愛にあふれている力士でもあります。同じ大分県出身の元プロ野球選手の川崎憲次郎とも仲が良いみたいで、嘉風が運営しているブログに登場したりしていますね。

 

安美錦

大相撲では十両以上が関取と呼ばれるのですが、関取で最年長が安美錦です。その年齢はなんと40歳。2000年1月場所から十両を維持しているので、19年以上関取の地位を保っていることになります。

 

一時期は幕内に定着していたのですが、さすがにここ1、2年は十両での相撲が多くなっています。

 

大相撲好きな人でも、そうでない人でも貴乃花の名前はほとんどの人がご存知でしょう。その貴乃花の現役最後の対戦相手が安美錦です。

 

つまり、貴乃花の現役時代に対戦し、その後引退して親方になり、部屋を継承し、弟子を育て、貴乃花一門を作り、そして今回の騒動で相撲界から引退するまでの20年近い間、ずっと安美錦は現役の関取として土俵に上がり続けているのです。

 

華吹

現役最年長力士が序二段の華吹です。御年48歳!の現役力士です。

 

華吹は残念ながら一度も関取の地位に上がったことはありません。それでも通算勝ち星は600勝を記録しています。

 

大相撲は一場所で15日間あります。関取は1日1番で合計15番相撲を取るのですが、幕下以下は一場所で7番です。つまり華吹は1場所7番でありながらも、30年以上土俵に上がり続け、600勝以上もの勝ち星を積み重ねたことになります。

 

変わった四股名の力士 天空海 阿炎 宇瑠寅

少し変わった四股名の力士を紹介します。相撲界のキラキラネームといってもいいでしょう。でも変わった四股名にもそれぞれのエピソードがあったりします。

 

天空海

天空海とかいて「あくあ」です。四股名を聞いたときは、これこそ相撲界のキラキラネーム、と思いましたが、名付けに理由がありました。

当四股名には、「成績に波があるので、浪を取って波をなくしたい。」という意味が込められていた。極めて難読とされる当四股名は、入門当初に立浪が考えていた「阿久亜」の読み(アクアワールド茨城県大洗水族館からきている)をそのまま引用した上で、番付上昇の願いを込めた「天」と、地元・大洗町を象徴する「空」と「海」の漢字を利用したとされる。

(出典 Wikipedia)

なかなか良い理由ですね^^

単なるキラキラネームではないネーミングだと思います。

 

天空海は十両と幕下を行ったり来たりしていますが、二度目に十両に上がったときには、怪我で若くして引退した弟弟子の締め込みを使用しました。残念ながらその場所は負け越してしまいましたが、また是非とも十両に上がってもらって、弟弟子の分まで頑張って欲しいですね。 

 

阿炎

初見だとほとんどの人が「あえん」と読むのではないでしょうか。正しくは阿炎と書いて「あび」です。足が高く上がる四股がすごく綺麗なことから「四股王子」という異名もあります。

 

24歳と期待の若手で、白鳳と鶴竜からそれぞれ金星も挙げています。錣山親方譲りの回転の速い突っ張りが武器なのですが、手足が長いので四つ相撲を覚えても良さそうな気がします。

 

錣山親方(元寺尾)の相性が「あび」でそれを四股名として付けたようです。阿炎という文字には、阿修羅のように燃えるような相撲を取って欲しいという願いが込められているそうです。

 

錣山親方の「あび」という愛称は、親方が赤ちゃんの頃に、部屋に稽古見学にきた外国の方が「a baby」と呼びかけていたのが由来だそうです。

 

宇瑠寅

私のお気に入りの式秀部屋は少し変わった四股名の力士が多いのですが、その中でも代表的なのは宇瑠寅(うるとら)でしょう。

 

身長165cm、体重60kgという小兵力士のため「3分間、土俵で動き回れ」という意味を込めた四股名だそうです。

 

柔道の経験があり、自分の倍以上の体重の力士を転がすこともあるのですが、あまりにも軽量のため、あっさりと突き出されてしまうことも多かったりします。

 

軽量なので突き出しで負けてしまうのは仕方ないと思うのですが、それだけに怪我が多いのが少し心配です。

 

まとめ ー 大相撲は色々な楽しみ方ができる

日本人横綱の稀勢の里が引退するときに、何度か大相撲をブログに書こうかと思ったのですが、書いて消してを繰り返して、結局記事にはしませんでした。他のブロガーさんも書いている人が多かったので、もう私は良いかなーと。

 

横綱や大関の相撲や、本場所の優勝の行方ももちろん気になるのですが、ずっと幕下や三段目にいる力士も気になります。幕下の相撲から将来活躍しそうな力士を見つけ出すのも楽しいですし、負け続けている力士が今日は勝つのでは、と応援するのも楽しみです。

 

大相撲は色々な楽しみ方があると思います。自分の気になる力士を応援しつつ、相撲ファンとして、すべての力士を引き続き応援します^^

 

※追記

力士の敬称は省略させていただきました。

力士の勝敗は2019年3月19日のデータです。身長、体重は日本相撲協会公式サイトからの引用になります。