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書評・読書

のぼうの城 成田家500 vs 豊臣軍2万。歴史上名高い忍城の戦い

北条氏の降伏が豊臣秀吉による天下統一であり、戦国時代の終焉とするなら・・・北条氏が降伏しても落城しなかった忍城が開城したときが、戦国時代が終わった瞬間だったのかもしれません。 (出典 Amazon) 得体の知れない主人公「のぼう」成田長親 この「の…

本能寺の変 431年めの真実 賛否両論の子孫による解説書

本能寺の変 431年目の真実は、明智憲三郎氏による本能寺の変の独自の解説書です。 著者が様々な書籍や資料を基に、本能寺の変に関する考察を一冊の本にまとめたものになります。 様々な資料を組み合わせて、蓋然性の高いと思われる条件を積み重ねていく方法…

項羽を殺した男 中国史上最強の武将の最後

最初にタイトルを見たときは、おや?、と思いました。 以前に司馬遼太郎の「項羽と劉邦」を読んで、項羽が最後は自害したのを知っていたからです。 中国史上最強の武将 項羽 人によって中国史の最強武将の意見は別れるでしょう。 三国志が好きな人であれば呂…

放課後地球防衛軍1 現役最古のラノベ作家が描く王道SF

ARIELを読んでいたのはいつ頃だろう。 高校生のときの友人とARIELについて話した記憶があるので、おそらく20年くらい前ですね。作家の笹本祐一氏はずっと宇宙をテーマにした小説を書いておられるようです。 ジュブナイルの王道 ジュブナイル、という言葉は今…

沈黙のWebマーケティング ハードボイルド+お笑いで読みやすい良書

知り合いのWebデザイナーに、Webマーケティングで何かお薦めの本はない、と何気なく聞いたところ、ある本を紹介してくれました。 値段に少しビビりながらも、薦められたからには買わないとなー、と思い、購入して読んでみました。 主人公はWebマーケッターの…

ゼロ秒思考 実践すべきメモ活用法

久しぶりに実践すべきビジネス書に出会いました。 タイトルは「ゼロ秒思考」で、独自のメモ書きを行うメソッドを用いて、思考力を鍛える方法が記載されています。 2013年に発売された本なので、すでに読了された方も多いかもしれません。私自身も気になって…

三国志 全12巻+外伝 宮城谷昌光 梁冀の死が三国志の始まりなのか

宮城谷昌光氏の三国志を読了しました。三国志は正史と演義がありますが、その違いは、 正史 歴史書 演義 歴史小説 になります。三国志演義は史実を基にした歴史小説で、蜀漢を建国した劉備を中心に虚構を3割くらい含めて記述されています。 宮城谷昌光氏の三…

まだ東京で消耗してるの? イケダヤハトさんのビジネスは成功しているのかが気になる

ブログを書いているなら一度は読んでみるべきかと思い、読んでみました。 著名ブロガーであるイケダハヤトさんの著書です。説明する必要もないくらい有名な方ですね。 まだ東京で消耗しているの? 概要 一言で説明すると、移住礼賛本、というところでしょう…

ご主人は山猫姫11 タイトルからは想像できない架空戦記小説

一言で説明すると、東アジアをモチーフにした架空戦記、ですね。 タイトルこそライトノベルっぽい感じですが、中身はラブコメ的な要素はそれほど多くはありません。それよりも戦場における描写を多く含んでおり、田中芳樹や栗本薫(グイン・サーガ路線ね)が…

異世界食堂3 洋食の「ねこや」に訪れる異世界の住人たち

異世界とグルメの組み合わせはこの本が最初じゃないかなーと思っています。私の憶測なので、間違っているかもしれませんが。 普段は普通の洋食屋。土曜日だけ異世界からの住人が訪れる 普段は商店街の一角にある普通の洋食屋である「ねこや」 だが、この店に…

問題です。2000円の弁当を3秒で「安い!」と思わせなさい 山田真哉 分かりやすい会計の解説書

好きなガンダムはガンダムマーク2なたろすけです。 それもティターンズカラーがいいかな。 今日は少しショッキングな出来事がありました。 先日、買ったまま放置しているガンプラを処分しようと、ヤフオクをやっている嫁さんに出品を依頼しました。 依頼した…

書籍レビュー なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードアップのヒントがたくさん詰まっている良書

まず驚かされるのが著者が紹介するビル・ゲイツのエピソードです。 OSの開発には莫大な費用がかかります。その開発を継続するかどうかを3分で決断したそうです。 シカゴとカイロという2つのプロジェクト Windowsに詳しい人はご存知だと思いますが、Windows95…

書籍レビュー 神様の御用人2 人間味あふれる神様たち

(メディアワークス文庫 (C)株式会社アスキー・メディアワークス (C)浅葉なつ) 2017年8月4日現在、最新刊は7巻のようですが、私が読んでいるのは2巻です。流行に関係なく興味のある本、気になった本を読んでいるので、しょっちゅう時代遅れの本を読んで…

書評 書くことが思いつかない人のための文章教室

ブログに何を書くか、迷われる方は多いのではないでしょうか。 私もいつも迷っています。有名人であれば単に日記を書いてもアクセスは上がるのでしょうが、40代の普通のサラリーマンが書いている以上、何かしら有益な情報発信をしないと、多くのブログの中に…

書評 99%の人がしていないたった1%の仕事のコツ

発売されたのは2012年ですが、かなり売れているようで、帯に100万部突破と書かれていました。 出版不況で、3万部でもベストセラーといわれるこのご時世ですから、かなり売れているビジネス書ということになります。 読みやすく分かりやすい 第一印象は、読み…

本棚を見れば、その人がどういう人かわかる

「本棚を見れば、その人がどういう人かわかる」という言葉を聞いたことがあります。 誰の言葉だったのかは忘れてしまいましたが・・・ ※追記ググってみたら、アメリカの古い格言のようです。 私の本棚は書籍とマンガとゲームとPCソフト ブログには絵的な要素…

村上海賊の娘 第二巻 織田信長VS本願寺顕如の石山合戦が読める小説

和田竜氏の歴史小説の白眉は「のぼうの城」だと思いますが、このシリーズもおもしろいですね。戦国時代に瀬戸内海に君臨した村上武吉の娘「景」を主人公にした「村上海賊の娘」です。 今回読了したのは第二巻です。書評であればシリーズ全てを読んでから書く…