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ソフトバンクのスーパーフライデーの一覧と考えるべき3つのポイント

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ソフトバンクがスーパーフライデーというサービス名で、様々な企業と提携して、毎週金曜日に商品を無料でもらえるサービスを展開しています。

ミスドや吉野家での行列が話題になっているので、ご存知の人も多いでしょう。

 

 

そして並んでいる時間と得られるものの対価について、意見を述べられている方がたくさんおられます。有名なところではちきりんさんでしょうか。

 

 

他にも複数の方が、並んでいる時間と受け取っている商品の対価が割に合わない、という点について言及されてます。

でも、着目すべきところが違うのではないでしょうか。

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ソフトバンクのスーパーフライデーの解説

まずはソフトバンクのスーパーフライデーについて、簡単に説明します。

スーパーフライデーは、ソフトバンクの携帯電話サービス開始から10週年を記念して、2016年10月から始まりました。

 

スーパーフライデーの実施中に、ソフトバンクのスマートフォンを利用しているユーザーを対象に、火曜日から木曜日までクーポンメールが届きます。金曜日に商品を提携している店舗で、そのクーポンメールを提示すると、商品を受け取れるというサービスです。

 

主に食料品が対象で、提携している企業は複数あります。

  • 吉野家
  • サーティーワン
  • ミスタードーナツ
  • ファミリーマート
  • 銀だこ
  • セブンイレブン

2018年2月は吉野家が対象でした。

 

実は私もその恩恵にあやかりました。

仕事帰りに吉野家の店舗に行ってみたのですが、すごい行列ができていました。これは無理だなー、と諦めて、並ばずに行列の先頭まで行ってみると、その行列は持ち帰り用の列でした。

店内での飲食はすぐに利用できるとのことだったので、ちゃっかりとタダ牛丼をいただいて帰りました^^

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ソフトバンクのスーパーフライデーの一覧

上記のようにタダ牛丼はいただいたものの、ソフトバンクのスーパーフライデーを利用するのは、私自身は初めてでした。

気になったので、過去にどんなサービスをやっていたのか調べてみました。

 

2016年のスーパーフライデー

  • 2016年10月 吉野家 牛丼並盛一杯
  • 2016年11月 サーティワン レギュラーシングルコーン1個
  • 2016年12月 ミスタードーナツ ドーナツ2個相当

 

2017年のスーパーフライデー

  • 2017年3月 ファミリーマート・サークルK・サンクス ファミチキ1個
  • 2017年4月 サーティワン レギュラーシングルコーン1個
  • 2017年6月 セブン‐イレブンの商品から一個※1
  • 2017年8月 築地銀だこのたこ焼き(ソース4個入り)※25歳以下限定
  • 2017年10月 サーティワン レギュラーシングルコーン1個

 

2018年のスーパーフライデー

  • 2018年2月 吉野家 牛丼並盛一杯
  • 2018年3月 サーティワン レギュラーシングルコーン1個

 

※1 下記の商品から好きなもの一つ

  • セブンプレミアム ワッフルコーン ミルクバニラ
  • セブンプレミアム ワッフルコーン チョコ&バニラ
  • セブンプレミアム まるでマンゴーを冷凍したような食感のアイスバー
  • セブンカフェ ホットコーヒー(L)

 

その商品が売れる時期はいつか?

まず考えるべきポイントとして、その商品が売れる時期があります。

スーパーフライデーで提供される商品には、季節によって売上が大きく左右されるものがあります。アイスとタコ焼きですね。

 

築地銀だこと提携したのは一回だけですが、その時期は8月です。夏の暑い時期はタコ焼きの売上は落ちるでしょう。

 

もっと顕著なのはアイスですね。

スーパーフライデーでサーティワンが商品を提供しているのは、3月、4月、10月、11月です。いずれもオフシーズンともいうべき時期です。商品を提供する側にもメリットがあることは明確でしょう。

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オンラインから実際の店舗へ

オンラインからオフラインへと誘導を意味するOtoOという言葉があります。WebやSNSから実際の店舗にどうやって足を運んでもらうのかを意味します。

 

提携する企業にとっては、ソフトバンクのスーパーフライデーを利用することで、Webからの集客に繋がります。リアルの店舗を利用しないユーザーに、実際に足を運んでもらうチャンスなのです。

 

さらには下記のような効果もあります。

  • 一度入った店には入りやすい
  • 値下げではないので商品に対する価値観が下がらない

 

特に値下げはマーケティングにおいては諸刃の剣です。値下げをすると一時的に売上は上がりますが、商品に対する購入者の価値観が下がります。もし将来的に材料費が上がったりしても、値上げをすることが難しくなるのです。牛丼業界が一時期、それで苦しんだことは有名ですね。

 

だから吉野家がソフトバンクのスーパーフライデーに参加している、というは穿ちすぎた見方だと思いますが。

 

ソフトバンクの目的はもちろん集客

そしてソフトバンクの目的はもちろん集客です。これだけ話題になっていれば、docomoやauからソフトバンクに乗り換えたユーザーはかなり居るでしょう。何度もキャンペーンを繰り返していることがその証左といえます。

 

マーケティング用語でAISAS(アイサス)という言葉があります。

AISASとは電通が提唱しているインターネット世代の消費者の購買プロセスの法則です。

  1. Atention(注意)
  2. Interest(関心)
  3. Search(検索)
  4. Action(購入)
  5. Share(共有)

ソフトバンクのスーパーフライデーは、このAISASの全てに効果があります。これだけニュースになっていれば、注意や関心はもちろん実際に並んで購入した人も多いでしょうし、ネット上でシェアした人も多数います。

 

今回の広告はAISASのどこにあたるのか、 という議題が会社の会議であがることがあるのですが、それがアホらしく感じるくらい、効果のある広告戦略といっていいでしょう。

 

まとめ ー 何度も開催されているのには理由がある

ポイントをまとめると以下の3つになります。

  • 提携企業にもメリットがある
  • ネットからリアル店舗に誘導できる
  • 広告戦略として優れている

 

そして前述したように、スーパーフライデーは元々はソフトバンクの携帯電話サービス10週年を記念したサービスでした。
 

 

2年経った2018年の今でも開催しているということは、ソフトバンクが提携している企業に商品代を支払ってもメリットがあるから開催しているのは、当然といっていいでしょう。

 

色々と書きましたが、私自身は一消費者でしかないので、スーパーフライデーを純粋に楽しむことにします。

 

来月はサーティワンか。ちょっとまだ寒いけど、まあ、いっか^^