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ディープ・ブルー 誰が生き残るのか。ジョーズに迫る海洋パニック映画の優秀作品

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海洋パニック映画はジョーズのヒット以来、様々な作品が作られ続けています。そのほとんどが興行的に失敗したこともあって、B級映画という言葉で片付けられてしまっています。

 

ディープ・ブルーもそうした作品の一つなのですが、個人的にはすごく評価している作品です。単純に観ていておもしろい映画なのです。映画の序盤で、誰が生き残るのか、を考えるだけでも楽しめます。

 

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  • サバイバル
  • パニック
  • ホラー

どの言葉を使ったらいいのかは分かりませんが、登場人物のうちの誰が生き残るのだろう、というのは、おもしろさの要因の一つだとおもいます。ディープ・ブルーも意外な人物が生き残るので、それがおもしろさの一つなのでしょう。

 

ディープ・ブルーのあらすじ

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製薬会社の研究施設アクアティカで研究対象として飼育されていたサメが脱走し、クルーズを楽しんでいた一般人を襲う事件が発生した。アクアティカで「サメの番人」の異名をとるカーター(トーマス・ジェーン)が直前でサメを捕獲し、大事には至らなかった。

 

サメはアルツハイマー病の治療薬を作成するために飼育されていたが、脱走事件が発生したことで研究者のスーザン(サフラン・バロウズ)は早急に結果を求められることになる。

 

製薬会社の社長であるラッセル(サミュエル・ジャクソン)は研究結果を確認するために、スーザンとともにアクアティカを訪問する。

 

ラッセルや研究員であるジム(ステラン・スカルスガルド)ジャン(ジャクリーン・マッケンジー)、スコッグス(マイケル・ラパポート)の立ち会いのもと、麻酔状態のサメから脳細胞の一部を採取する。

 

脳細胞を使った実験は成功し、一同が歓喜に湧く中、ジムがサメを労おうと近づいたところ、麻酔中で寝ていたはずのサメが突然目を覚まし、ジルの右腕を食いちぎってしまう。

 

すぐさまサメを射殺しようとカーターは銃を取り出すが、研究対象であるサメを生かしたいスーザンは昇降機を操作し、サメを海へと逃してしまう・・・

 

ディープ・ブルーに登場している役者たち

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簡単にあらすじを書いてみましたが、あらすじに登場していない主要人物が一人います。アクアティカでコックをしているプリーチャー(LL・クール・J)です。この映画の登場人物の中からMVPを選ぶなら間違いなく彼です。

 

コックという役割とトボけた演技から、端役かと思っていたのですが、意外にも大活躍します。調べてみたら本職は俳優ではなく、ヒップホップのMCをされているようです。

 

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ヒロインであるスーザンを演じられているのは、サフラン・バロウズです。

1999年に『デイープ・ブルー』で主演。作品は低評価だったが、セクシーな下着姿と健康的に引き締まった美しい肢体を披露し、作品のヒットともにブレイクする。

(出典 Wikipedia)

知らない女優さんだったので、Wikipediaで調べてみるとこの映画でブレイクしたようですね。Wikipediにディープ・ブルーが低評価と書かれているのには納得がいきませんが。

 

Wikipediaでは「セクシーな下着姿と美しい肢体」とありますが、別にそれでブレイクした訳ではないと思います。ブレーカーを利用してサメを感電させるシーンがあるのですが、着ていたスイム・スーツを脱いで絶縁体代わりした印象的なシーンだったので、その演技が評価されたのではないでしょうか。

 

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名優サミュエル・ジャクソンも出演しています。彼を見るとジェダイ・マスターを連想してしまうのは私だけでしょうか。作中ではヒゲを生やされているので、スター・ウォーズのときとイメージは違いますが。

 

名優であっても、劇中では容赦なくサメに襲われてしまうあたりが、ディープ・ブルーの良さの一つなのは間違いありません。それも彼が演説している印象的なタイミングで・・・脚本が上手いのでしょう。

 

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主役であるカーターを演じるのはトーマス・ジェーンです。物語では「サメの番人」の異名があり、学校には一度も通ったことなく、しかも服役経験があるという設定です。ヒロインであるスーザンとは恋仲なのかな。海外映画にしては珍しく、ラブ・シーンやキス・シーンが全くない映画なので、その辺りはよく分かりませんが。

 

登場人物の一人であるスコッグスが、カーターを評して、お前のタマのデカさに驚く、というセリフを口にしています。仲間を助けるための行動力と度胸に惚れ惚れします。もし自分だったら、とてもカーターのような対応ではきないですね。多分、スコッグスと同じ行動をしそうですw

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ディープ・ブルーが低評価の理由は興行的な理由?

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2009年のアマゾンの評価によると、ディープ・ブルーの興行収入は約179億円です。開発費が約65億円であることを考えると、決して失敗している訳ではないような気がします。

 

ただ、サメが主役の海洋パニック映画は「ジョーズ」という金字塔があります。どうしてもそれと比較されてしまうのでしょう。

  • ディープ・ブルー
  • 制作費 約65億円
  • 興行収入 約179億円
  • ジョーズ
  • 制作費 約7億6千万円
  • 興行収入 約513億円

ジョーズが大ヒットした影響で、サメが登場するパニック映画が複数公開されていますが、どれもジョーズを超えた作品はありません。その中でもディープ・ブルーは優秀作といっていい出来だと思うのですが・・・興行的にはジョーズを超えられてないので、なかなか評価が上がらないのでしょうね。

 

まとめ ー 誰が生き残るかという設定が好きな人にお薦め

1999年の作品なので、サメのCGシーンが少しクオリティが低いのは仕方のないところでしょうか。それを差し引いたとしてもおもしろい作品であることは間違いありません。

 

 

私は公開当時にディープ・ブルーを観たので、今回は2度目になります。いつも拝読しているぐわぐわ団さんのブログで、ディープ・ブルーが紹介されていたので、また観たくなったのです。

 

今回はAmazonプライム・ビデオで視聴しました。プライム会員の人であれば、今なら無料で観ることができます。

 

ディープ・ブルーは2回目を観ても楽しめる映画でした^^

人を選ぶ作品かもしれませんが、誰が生き残るかという設定が好きな人や、人がバクバク食べられてしまう演出に抵抗のない人はぜひ。

(画像の出典は全てディープ・ブルーからになります)