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安土城の天守閣跡からの景色は絶景。見どころ、料金、駐車場のレポート

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GWのお出かけで、以前から行きたかった安土城に行ってきました。

 

安土城といえば織田信長が1576年に築城した、当時としては日本最大の城だったのですが、わずか数年後の1582年に本能寺の変の動乱で消失しています。

 

そのため天守閣や本丸は残っていませんが、石垣で作られた城郭と、仁王門など当時の建物が一部残っています。羽柴秀吉や前田利家の屋敷跡もあり、歴史好きな人なら楽しめると思います。

 

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歴史好きでなくても、天守閣跡からの景色は一見の価値があります。安土城は安土山上に作られた山城なので、天守閣跡まで上ると近江平野を見渡せるのです。

 

駐車場は無料。トイレは駐車場にしかないので注意!

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安土城跡を訪問したのは2018年5月5日です。駐車場は無料で入山料が700円でした。駐車場に関しては公式サイトでは有料と書いてあるので、ひょっとしたら何かの事情で無料開放していたのかもしれません。

入山料700円

駐車料金(普通車510円 バス2000円)

出典  安土城跡(http://www.azuchi-shiga.com/n-adutijyouato.htm

※桜の開花時期だと駐車場は有料になるそうです。 

 

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駐車場は非常に広く、入場制限がかかることはないでしょう。訪問したのはゴールデンウィークの真っ最中でしたが、まだ駐車スペースに少し余裕があるくらいでした。

 

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駐車場から安土城跡に向かったところに売店があります。安土城跡に入ってしまうと売店などは一切ないので、ドリンクなどはここで購入しておくといいでしょう。

 

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安土城に入山する入り口の前にこんな立て看板がありました。安土城跡にはトイレはないので、駐車場近くにある有料トイレを利用するしかないようです。

 

入山口で杖を借りておこう

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駐車場から5分ほど歩いたところに安土城跡への入り口があります。入山料は前述したように700円でした。入城料ではないのは、安土城自体は消失していて城跡しかないので、安土山への入山料ということのようです。

 

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入り口近くから撮った階段の写真です。かなりの急角度の階段が待ち受けています。しかも昔の作りなので、一段一段がかなり大きいので体力が必要です。

 

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入城施設の裏手で木で出来た杖を無料で借りることができます。この日はゴールデンウィークで入山者がたくさん居たので、係の人が配っていました。無人のときは自由に持っていっていいそうです。ただし出るときには必ず返却するようにしましょう。

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安土城跡に入山。急角度の階段が待ち受ける

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かなり急角度の石段が続きます。体力がある人でも帰りは膝が笑うことがあるので、杖は借りておいたほうがいいですね。

 

 

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入山してすぐ左側にある羽柴秀吉の屋敷跡です。天守閣跡までの道のりに屋敷跡や遺構がいくつもあるので、ゆっくりと見学しながら上るといいでしょう。

 

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遺構には案内が書かれてあるので、これらを読みながらゆっくりと上るといいと思います。羽柴秀吉の遺跡の反対側には前田利家の屋敷跡があります。この二人は仲が良かったといわれているので、屋敷も向かい側に作られたのかしれませんね。

 

織田信忠や武井夕庵の屋敷跡、織田信雄の供養塔も

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階段はコンクリートで固められているので、足元はしっかりしていて、石がぐらつくようなことはありません。

 

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武井夕庵(たけい せきあん)の屋敷跡です。武井夕庵は信長の右筆(書記係)だったこともあって、屋敷跡は山の中腹にありました。

 

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織田信忠の屋敷跡です。信忠は信長の長男だったこともあり、信長政権では中枢に位置していたのですが、羽柴秀吉や柴田勝家よりも知名度は低いだろうなあ。

 

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織田信長の次男、織田信雄とその子孫の供養塔がありました。織田信雄といえばうつけ者で有名で、安土城消失の張本人ともいわれているのに、なぜ供養塔がその安土城にあるのだろう(^^;

 

二の丸跡には織田信長の霊廟が存在

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二の丸跡は織田信長の霊廟になっています。二の丸跡と本丸跡への道は分かれ道になっていて一本道ではないので、本丸跡だけを見て二の丸跡を見逃してしまう人も多いようです。

 

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織田信長の霊廟です。織田信長くらいになるとお墓は日本各地にあるのですが、そのうちの一つですね。中には信長が使用した刀や烏帽子が収められているそうですが、残念ながら立ち入ることはできません。

 

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中が気になるのですが、廟所とはいえお墓なので、外から眺めるくらいがいいのかもしれません。

 

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これは天守閣跡からみた織田信長の廟所です。

 

近江平野が見渡せる天守閣跡

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本丸跡です。本丸跡はかなりの広さがありました。

テーブルやベンチも置いてあり、ここで昼食にされている方もおられました。奥の階段が天守閣跡への道です。

 

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天守閣跡です。ここが天守閣でいうと地下一階になります。安土城の天守閣は地下一階地上六階建てだったといわれています。消失してしまったのが返す返すも残念ですね。

 

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天守閣跡からの眺望です。近江平野が見渡せる良い景色です。

 

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遠くに見えるのが琵琶湖です。安土山は標高はそれほど高くなかったと思いますが、これだけ景色がいいのは、周りに高い山がないからでしょうね。

 

天守閣跡の景色が良いところに石がベンチのように配置してあり、そこで一服することができます。私もここで昼食を家族と食べました。他にも多くの家族がお弁当などを食べておられました。

 

帰りは総見寺跡で三重塔と仁王門を

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帰りは同じルートを戻ることもできますが、総見寺を通るルートで帰ることもできます。画面の帰路と書かれているルートですね。

 

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総見寺は織田信長によって安土城内に建立されました。織田信長は無宗教のように思われていますが、実際はかなり熱心な法華経の信者だったといわれています。

 

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安土城跡内に現存する当時の建物の一つである総見寺三重塔です。安土桃山時代の重厚な建物で重要文化財に指定されています。その割には手入れが行き届いていないような感じがします・・・

 

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現存する建物の一つ仁王門です。こちらも重要文化財に指定されています。

 

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仁王門からの下り道を撮影した一枚です。登山は下り道の方がしんどいといわれますが、その通りだと思います。負担が膝に来るので注意して下るようにしましょう。

 

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総見寺から入山口に戻る道を撮影した一枚なのですが、道はかなり凸凹で岩がむき出しのところも多いので、必ずスニーカーを着用しましょう。登山靴までは不要ですが、女性が履くようなヒールのある靴だと苦労すると思います。

 

まとめ ー 景色と歴史が楽しめる安土城跡

小学生の子どもを連れて、大体1時間半の道のりでした。

 

かなり石段を上りますが、それだけに天守閣跡から見る景色は素晴らしいものがあります。道中も屋敷跡や遺構、帰りは三重塔や仁王門などがあるので、歴史好きな人ならもっと楽しめることは間違いありません。

 

天守閣跡で一服することも可能なので、家族連れでハイキング代わりに上るのも良いと思います。ただ、ほとんどが石段なので運動靴が必要なのと、入山後はトイレが一切ないので、ご注意くださいませ。