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お願いです!バカなオレを億万長者にしてください!! 読書感想

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副題までいれると正式なタイトルは「お願いです!バカなオレを億万長者にしてください!! シンガポール億万長者アニキの教え」になります。な、長い・・・

 

タイトルや表紙のイラストのタッチなどから、底の浅い成功本かな、と思いつつも読み始めたのですが、参考になる知見がたくさん得られる良書でした。

 

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(出展 Amazon)

Amazonのカスタマーレビューが凄いですね。このブログを書いている時点で14の評価があるのですが、全て星5つです。もちろんレビューが増えるにつれて低い評価も増えるでしょうが、現在の評価は満点ですね。

 

 

お願いです!バカなオレを億万長者にしてください!!のあらすじ

テニスコーチをしていた星野真は偏差値40の高校を卒業後、大学には進まず、スポーツで有名な短大に進学していた。プロテニスプレーヤーを目指し、短大で2年連続で日本一になるが、故障のために結局はプロをあきらめることになる。短大を卒業後は時給1,200円でテニスコーチをしていて、年収は100万円だった。

 

そんな星野にシンガポールでのテニスコーチの仕事が舞い込む。前任のテニスコーチがホームシックのために帰国してしまったのだ。募集しているのはシンガポールで合わせて40社近くもの会社を経営する二人組の日本人の億万長者だった。

 

シンガポールでの出張テニスコーチは、成功が確約されているビジネスモデルだということと、億万長者に弟子入りできるという言葉に惹かれ、星野はシンガポール行きを決める。

 

シンガポールに到着した星野を待っていたのは、まだ立ち上がっていないテニスコーチ事業と、三ヶ月で黒字にしなければクビという過酷な現実だった。

 

読みやすくおもしろいビジネス書

私自身、アマゾンのレビューがあまりにも良かったので、気になって読んでみたのですが、読んでみるとそれも納得できる内容でした。

  • 読みやすい
  • おもしろい
  • ためになる

分かりやすく書くとこんな感じでしょうか。

 

何よりもおもしろいのが良いですね。著者であり主人公でもある星野氏は、ほぼダマされてシンガポールに行くことになります。

  • 成功したビジネスモデル→実際は広告で需要を確認しただけ
  • 住む家が用意されている→なし
  • 前任のテニスコーチ→ウソ。存在しない

星野氏をダマしてシンガポールに送りこんだのは、トモ社長という人物なのですが、この人も賢人の一人ですね。

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理論兄貴とセンス兄貴の二人の教え

シンガポールで星野氏を教える日本人億万長者は二人です。星野氏はマーケティングに優れ緻密な計算を基にビジネスを進める人物を「理論兄貴」と名付け、感性やセンスに優れた人物を「センス兄貴」と名付けます。

 

この二人が出す課題を星野氏がクリアしていく、というのが本書の主な構成です。章末には二人の兄貴の教えのまとめが記載されています。

 

二人の教えについては、自己啓発書や成功本を読む人にとっては、どこかで聞いたことがあるようなものが大半です。だからといってそれが悪いという訳ではなく、むしろ物語と絡まって分かりやすく読みやすい、といっていいでしょう。

 

知るだけで変われる教えはない

二人のアニキの教えの中から、ひとつだけを紹介します。

自分でしっかりと考えて行動できるやつが成功する。そんなのは一般論で言い尽くされているかもしれないけど、実際にできている人間は極めて少ない。

似たような言葉は自己啓発書を読めばすぐ見つけることができるでしょう。でも、実際に行動する人は少ないのが現実だと思います。

 

私自身もブログに書いていたかな、と思い読み直していたら、1年以上も前に記事にしていました。

 

 

記事の後半の「5人の争い」がそれにあたります。この話をどこで聞いたのかは忘れてしまったのですが、実際に行動を起こす人が少ないのは事実でしょう。それが成功する人とそうでない人の境目なのかもしれません。

 

まとめ ー 読みやすくわかりやすいビジネス書

サクっと読むことができ、内容もおもしろいビジネス書です。取り立てて新しいことが書いてあるわけではないのですが、話のおもしろさと絡めて仕上がっているので、非常に分かりやすい良書です。

 

それに、読むとちょっとシンガポールに行ってみたくなります^^