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某国立大学卒業生が応募にきたが、不採用になったことをだらだらと書いてみる

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私が勤務している会社は中小企業ということもあり、四年生大学卒がほとんどいません。高卒、専門学校卒そして美大卒ばかりです。そんな規模の会社なのですが、なぜかゲーム開発をしたいと某有名国立大学を卒業された方が応募に来られました。

 

履歴書を見ただけで社長が、

 

えー!?、ついに我が社もここから応募がきたのか!?よし!採用!

 

と血迷った発言をするくらいの有名大学でした。

 

ところが・・・残念ながらその方は不採用になりました。

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二次面接までも進めなかった

 我が社の面接回数は二回です。

  • 一回目 私 + 現場の開発担当者2名
  • 二回目 私 + 社長

私は採用担当をしていることもあり、二回とも出席します。一回目の開発担当者は、デザイナーならデザインチームのリーダーが、プランナーなら企画チームのリーダーが参加するという形です。

 

今回応募に来られた方は、残念ながら一回目の面談で不採用になってしまいました。不採用というのは、私と現場のリーダー2人の合計3人が同じ意見でした。

 

社長にそのことを報告すると、彼は小さくても社長をしているだけに、その辺りの機微にするどいところがあり、やっぱりな、と一言だけつぶやきました。

 

書類とメール対応は完璧だった 

その方は応募書類と面接に進むまでのメール対応は完璧でした。知性が溢れ出るような内容で、

 

ああ、この方は頭の言い方なんだな。全てが的確だ

 

 

と感じさせられるくらいでした。

 

なぜ面接で落ちたのか。

 

その答えは簡単で、

  • 人の目を見て話さない
  • 受け答えが適切ではない

からでした。

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賢さと人間的な対応力は別なのかもしれない

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応募に来られた彼は、私を含めた我が社の誰よりも知的には優れていたと思います。大学時代に取得された資格や満点に近いTOEICの点数からもそれは伺えました。

 

それでも不採用になったのは、人間的な対応力です。

普通に会話し、相手の意図をとらえ、目をみて発言する

という「普通」のことさえできれば、すぐにでも採用したい方でした。

 

面接後に退出されるときに、こちらを見ることもなく後ろ向きのまま、聞こえるかどうかくらいの小さい声で挨拶をされて去っていきました。何十回と面接をしていますが、後ろ向きのままの挨拶は始めてでした。

 

ゲーム開発は・・・いや、社会における多くの仕事は一人ではできません。彼は勉強で培った能力を、少しだけコミュニケーションに振り分ければすぐに就職が決まると思います。

 

彼に採用見送りのメールを送るときに、やんわりとそのことを記載しました。余計なお世話だったかもしれませんが。

 

まとめ ー 採用する側が重視する最大のポイントは何か?

最後に採用する側がもっとも重要視するポイントを書いておきます。過去に私は採用の関するセミナーを受けたことがあり、そのときの講師は日本で一二を争う大企業で長年採用担当をされてきた方でした。

 

 

採用において、最終的な決め手になるものは何ですか?

 

 

 

という私の質問に、講師の方はこう答えられました。

 

その人と一緒に仕事ができるかどうかという感覚ですね。

 

 

彼にマッチする会社がどこかにあることを願って。