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サラリーマンの週休二日制、自営業の週一回休み、ゲーム会社の労働時間の改善

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ゲーム会社では今ではほとんどの会社が週休二日制です。そうでない会社の方が珍しいといっていいでしょう。デザイン事務所などのデザイン系の会社は、今でも各週休二日制のところがときどきあります。

 

私が社会人になった頃は週休二日制の会社は、ほとんどありませんでした。最初に勤務したデザイン事務所でも各週休二日制で、二週間に一回の土曜日出社が当たり前でした。

 

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今回は週休二日制と労働基準法、そしてゲーム会社の労働時間について、思うことをつらつらと書いてみます。

 

サラリーマンと自営業との違い

私の親は自営業でした。今は高齢なので廃業してしまいましたが、週に一度の休み以外はずっと働いていました。

 

お店をやっていたので、厳密にいうと休みの日も仕込みやら準備やらでずっと仕事をしていました。子ども心に、ウチの親は良く働くなあ、と感動していたのを覚えています。

 

サラリーマンは週休二日が大半なのに、お店をしているウチの親が週一回しか休めないのは不公平では?、とも考えていました。これは子どもの頃にあまり遊びに連れていってもらえなかったことが原因かもしれません。

 

さて、この休みの違いは法律的には労働基準法からきています。

 

サラリーマンは労働者なので労働基準法が適用されます。お店を経営されている方は自営業なので、労働基準法は適用されません。たとえ一人でお店をやっていたとしても、労働者ではなく、使用者という扱いになり、労働基準法は適用されないのです。

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労働基準法で定められた基準は?

週休二日の会社が大半といっても、今でも各週休二日制や週一回休みの会社もあります。この違いが気になったので、あらためて調べてみました。

 

労働基準法 第35条  
使用者は、労働者に対して、毎週少くとも一回の休日を与えなければならない。

労働基準法では休日は週一回与えればよいことになっています。

 

労働基準法 第32条第1項
使用者は、労働者に、休憩時間を除き1週間について40時間を超えて、労働させてはならない。

次に時間について調べてみました。一週間に40時間を超えて労働させてはいけないということは、仮に一日6時間働いた場合は、6日間勤務したとしても36時間なので、40時間以内に収まることになります。

 

労働基準法 第32条第2項
使用者は、1週間の各日については、労働者に、休憩時間を除き1日について8時間を超えて、労働させてはならない。

1日の最大労働時間は8時間です。8時間フルに働いた場合は週休二日制ということになりますね。 

 

つまり上記を守っていれば、週休二日制でも各週休二日でも週一休みでも問題ないことになります。

 

ゲーム業界で進む労働時間の改善

ゲーム業界に限っていえば、労働環境は大きく改善されています。昔は終電は当然で、泊まり込みなども当たり前のようにありました。ほとんど毎日会社に寝泊まりし、週に一回、着替えを取りに帰るような生活をしたこともあります。

 

今は企業が優秀な若手人材を獲得するために、労働条件の改善に乗り出しています。早い話が「ブラック企業」という評判が立つのを恐れているのでしょう。

 

最近、知り合いのゲーム会社の方と話していたのですが、その会社では、

  • 残業申請
  • 休日出勤申請
  • 残業禁止規定

という就業規則があるそうです。

 

残業や休日出勤する場合は、事前に申請をし、上長の許可を取らないといけないそうです。残業禁止規定というのは、月の残業時間が40時間超えた場合、翌月の残業が禁止されるという規定だそうです。

 

その話を聞いたときに心の中で、

 

ゲーム会社もここまで来たかー!!

 

 

と思わず叫んでいました(^o^)

 

まとめ ー 労働者の条件が良くなったとしても町のお店は

労働時間が長いことで有名なゲーム会社でも、労働条件の改善が進んでいます。でも自営業の方はどうなのだろう、とちょっと考えてしまいます。

 

町のお店で週休二日制のところを見かけたことがありません。 

 

もちろん自営業には自営業のメリットもあります。でも労働時間の長さはサラリーマンと差が開く一方です。何か改善する方法はないものなのでしょうか。自宅近くのシャッターが閉まった商店街を通る度に、つい考えてしまうお話でした。