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学生がゲーム会社に就職するためにはインターンシップを利用しよう

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ゲーム業界への就職で一番多い質問が、未経験者でもゲーム業界に就職できますか?、というものです。


そして答えるのが難しい質問でもあります。

 

というのも、現在ゲーム業界でバリバリ働いている人でも、めちゃくちゃ有名人でも、誰もが最初は必ず未経験者だからです。当たり前ですよね。

 

未経験者であってもゲーム会社に就職できます。

でも、未経験者だと就職が難しいのがゲーム業界です。

・・・我ながら書いていて矛盾してるなー(^^;

 

学生はインターンを活用しよう

さて、今までこのブログでは書いていませんでしたが、未経験者でも学生の場合は、ゲーム会社に就職するための手段が一つあります。それはインターンシップ(以下、インターン)の利用です。

 

 

インターンとは何か?

簡単に説明すると、学生がゲーム会社で実際の仕事を体験することです。職場体験なので給与はありません。有給のインターンもあることはありますが、ごくわずかです。交通費も出るかどうかは会社に寄ります。出ないところのほうが多いでしょう。

 

期間は1日~3日のような短期もあれば、1ヶ月から3ヶ月のような中期、そして半年から1年になる長期のインターンも存在します。

 

さて、学生からみれば、

  • 無償で働くのであればアルバイトのほうが良い
  • 搾取されている気がする

と考える人も多いでしょう。

 

でも企業からみれば全く反対です。インターンの受け入れのメリットがほとんどないからです。

 

私の勤務する会社でも、一時期インターンを受け入れていた時期がありました。
ありました、という過去形なのは、現在はインターンの受け入れを断っているからです。

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企業からみたインターンはメリットが少ない

学生からみれば、前述したように「タダ働き」と思われるかもしれません。でも、企業から考えれば、インターンは受け入れにコストがかかって、メリットのほうが少ないのです。

  • スキル的に戦力にならない
  • コミュニケーションコストがかかる
  • PCやソフトウェアの用意が必要
  • 就職目的で受け入れても自社に入るとは限らない

私の会社のは上記の理由で、受け入れを中止してしまいました。

 

インターンを受け入れてみたが・・・

中小企業なので、正社員になることを期待して、インターンを受け入れたこともありました。インターンで来てくれた学生2人には、丁寧に業務を教えました。

 

期間は1ヶ月で、その間、2人の学生はすごく真面目に働いてくれました。ゲーム用のグラフィックをいくつも作成してくれました。ただ、やっぱりクオリティ的に実際のゲームに載せられず、作ってくれたデータは後ほど社員がイチから作り直しましたが。

 

それでもその後に、2人には正社員の内定を出したのですが、自社には入社してくれませんでした。インターン後、しばらくしてから、2人とも大手ゲームメーカーに就職されました。

 

まあ、社員が20人前後の孫請け開発会社と、社員3,000人超の大手ゲームメーカーであれば、誰でも大手を選びますよね。

 

就職の手段としてインターンを使う

私の所属する会社は、結果的にインターンを受け入れを中止しました。

 

ただ大手ゲーム会社やディベロッパーであれば、インターンを受け入れているところはあります。体力がある会社は新卒を確保する目的で、積極的にインターンを実施しています。

 

学生の方は、もしインターンの機会があれば、積極的に利用しましょう。給料がないなどは気にしないでおきましょう。学校で学ぶのと同じと考えればよいのです。車の免許に例えれば、教習所内で走るのが学校での勉強で、路上教習がインターンと考えればよいのです。

 

そしてインターンであっても仕事には前向きに取り組みましょう。インターンで実務に入れば、実際に仕事で使っているデータを見ることができます。

 

デザイナーであれば、3Dのシーンファイルやテクスチャなどは大いに参考になるでしょう。プログラマーであればソースコードを見ることは何よりの勉強になるはずです。

 

新米の料理人は、先輩の料理の味を確認するために、客が残したソースを舐めて味をチェックすると聞いたことがあります。それと同じで、その道の先輩のデータを見るのは、それだけでスキルの向上に繋がります。

 

まあ、客が残したソースを舐めて衛生的にどうかと思いますが(^^;、

 

まとめ ー 学生はインターンを活用しよう

インターンに行った会社で正社員になることももちろんあります。そのためには、給料が出るかどうかには関係なく全力で働きましょう。

 

前述したように企業から見ればインターンを受け入れるメリットの方が少ないのです。企業側のメリットは、学生の労働力ではなく正社員の確保です。

 

逆の見方をすれば、インターンで良い結果を出せば正社員につながるので、積極的に利用すると良いでしょう。

 

車の免許の路上教習と同じ感覚で、インターンを活用していただければと思います。