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派遣社員が飛んだ話と派遣社員を採用する経緯を説明

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私は派遣社員からゲーム業界のキャリアをスタートしました。それもあって、ゲーム業界に入りたい人に派遣社員からの入社を薦めています。派遣社員はゲーム業界に入る最初の一歩として最適だと今でも考えています。

 

 

先日、会社である事件が起きました。入社2日目の派遣社員の方が姿を消したのです。昼休みを過ぎても昼食から帰ってこず、連絡先もわからなかったので、派遣元の会社に電話したところ、自信がないので退職したい、とのことでした。

 

パソコンで作業中の画面

今回はその事件と派遣社員が採用される経緯について書いてみます。

 

 

派遣社員の方が姿を消した経緯

個人が特定されることのないように、時期についてはボカして書くことをご容赦いただければと思います。

 

数ヶ月前に私が勤務する会社で派遣社員を採用しました。3DCGデザイナーで、業務内容は3DCGのモデリングでした。作成するものはキャラクターが装備する武器や防具でした。

 

勤務開始一日めは、使用環境や作業内容の説明に終始しました。配属するプロジェクトで先行して作業しているデータの確認や、社内の設備や入退室用のセキュリティカード、ビルの共用部分の説明などでほぼ終わりました。

 

2日目からは実作業に入ってもらったのですが、事件は2日めのお昼に起きました。

派遣社員がお昼の休憩時間を過ぎても帰って来ないのです。

 

最初はお昼を食べに外に出て、道に迷っているのかと思っていたのですが、30分を過ぎても帰ってきません。さすがに不安になり、派遣社員の方が使用していた机を見ると、カバンなどの個人の荷物がありませんでした。

 

派遣元の会社に連絡して驚きの事実が

そのときに「これはもしや・・・」と思ったのですが、ひとまず派遣元の会社に状況を連絡しました。

 

派遣元の担当者さんは、ひどく驚きながらも本人に連絡して状況を報告をすることを約束してくれました。

 

そして、その日の夕方に派遣元の担当者から連絡と、直接訪問して状況を説明したいとの連絡があり、急遽お会いして話を聞くことになりました。

 

結果は、自分では出来ない作業だと思って逃げてしまった、とのことでした。そして派遣会社に登録したときから、経歴を偽っていたことも発覚しました。

 

派遣元の担当者からは、お詫びと代わりの人を早急に派遣する約束をいただいて、この件はひとまず落着しました。

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派遣会社の採用は派遣先企業と派遣元企業で異なる

派遣社員の採用は派遣先企業と派遣元企業で異なります。

 

派遣先のゲーム企業

  • 派遣会社が用意したスキルシート
  • ポートフォリオ

派遣社員を採用する場合は、年齢や学歴などの個人情報は一切分かりません。これはその人が仕事ができるかどうかだけで採用を判断するためです。派遣社員を採用するのに、年齢や学歴で判断してはいけないからですね。

 

そのため派遣会社が用意したスキルシートとその人の作品であるポートフォリオだけで判断する必要があります。その後に会社訪問を経て採用が確定します。

 

ちょっとややこしいのはこの会社訪問というのは、採用面接ではないことです。派遣社員は派遣会社の社員で、派遣先であるゲーム会社の社員になるのではないため、採用面接をしてはいけないのです。

 

あくまでも派遣先の労働環境を知るために、ゲーム会社を訪問するのが会社訪問になります。

 

派遣元の派遣会社

  • 履歴書
  • 職務経歴書
  • ポートフォリオ
  • 面談

派遣社員は派遣元企業の期間限定の社員になるので、派遣会社には履歴書、職務経歴書などの個人情報を提出する必要があります。

 

今回の事件で派遣社員の方の行方が分からなくなったときに、直接連絡できなかったのも履歴書などを提出してもらっている訳ではないため、連絡先が分からなかったからです。

 

派遣先の企業はスキルシートとポートフォリオだけで判断

派遣先のゲーム会社は、派遣会社が用意したスキルシートとポートフォリオだけで採用するかどうかを判断します。

 

今回は派遣会社に登録するときから、スキルや職務経歴を偽っていたのがミスマッチの原因でした。ポートフォリオの作品も自分で作成したものではなく、ネットからダウンロードしたものだったようです。

 

派遣会社の担当者さんから聞いた話では、どうしてもゲーム会社で働きたくて、経歴を偽ってしまった、とのことでした。

 

まとめ ー 派遣社員はありだが経歴詐称はバツ

何度か書いていますが、私はゲーム業界に入るのに、最初は派遣社員やアルバイトは多いにありだと思っています。業界に入ってスキルを磨き、それから希望のゲーム会社に正社員として転職すれば良いのです。

 

ただし経歴を偽ってはダメですね。何があっても止めておきましょう。

 

ゲーム業界に入りたいという気持ちがあったとしても、経歴を偽ってはいけません。誰もが最初は未経験ですし、世の中には新卒を積極採用している会社もあります。

 

それらの会社を根気よく探し、派遣社員でもアルバイトでも良いので、とにかく実務を経験するのです。実務でしか経験できないことはたくさんあります。それらを経験してから正社員として転職することをお薦めします。

 

いやあ、しかし今回の件はびっくりしました^o^;。戻ってこなかったときに交通事故とかだったらどうしよう、とひどく焦りました。

 

まあ、派遣社員の方とは業界のどこかでまた会えればいいなー、と考えています。