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売り手市場は本当か。日本人候補者と外国人候補者のスキルの差に愕然

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小さなゲーム開発会社で採用担当をしています。守秘義務があるので、いつものように詳細は曖昧にして記載することをご容赦いただければと思います。

 

二人のプランナー候補者を面談しました。一人は外国出身の方で、年齢は20代半ばでした。もう一人は日本の方で、年齢は30代前半でした。

 

外国人のスキルがすごい

結論を先に書くと外国出身の方を採用したのですが、それに関して思うことをつらつらと書いてみます。

 

 

驚くべきは語学力の差

まず驚くべきは語学力の差です。外国出身の方は4カ国語を話すことができました。

  • 母国語
  • 英語
  • 中国語(北京語)
  • 日本語

英語は外国語として母国で学ぶことが義務付けられているそうです。それに加えて留学経験もあり、TOIEC換算のテストで950-990を取得したとのことなので、ほぼ通訳レベルですね。

 

母国語は少しマイナーな国なので、仕事で役に立つかどうかはわかりませんが、英語と中国語を話せるのは大きいです。 

 

英語は世界の公用語といってもいいですし、開発資料やソフトウェアの解説、CG系のニュースも英語で流れてきます。もちろんローカライズにも役立ちます。

 

そして中国は既に世界最大のゲーム市場です。以前は海外アウトソーシング先としての中国が重要視されていましたが、今後はマーケットとして注目されることは間違いありません。その中国語が話せるというのは間違いなくメリットですね。

 

日本の方は日本語だけでした。

 

プログラミングのスキルも

外国出身の方はゲーム開発をしたいと子どもの頃から考えていて、プログラミングを大学で学ばれていました。

 

大学のプログラミングのレベルがどれくらいか分からなかったので、ソースコードを提出してもらって、社内のプログラマーに確認してもらいました。スキル的に十分に使えるレベルとのことでした。

 

使える言語もC++を中心に、PythonとPHPも習得しており、アプリの外側を作成するために、HTMLとCSS、JavaScriptもマスターされていました。

 

そして日本の方はプログラミングはさっぱりでした。まあ、これはプランナーの募集だったので、仕方のないことなのですが。

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どちらを採用するかは明白

ここまででどちらを採用するかは明白だと思います。語学力とスキルの差がこれほど大きいと、どのゲーム会社でも外国籍の方を採用するでしょう。

 

日本の方は過去にゲーム会社で勤務された実績をお持ちでした。ただ長時間労働に疲れて退職され、その後は10年間近く違う仕事をされていました。最近、どうしてもゲーム開発に戻りたくなったので、弊社に応募してくれたとのことでした。

 

非常に人当たりが良く、コミュニケーション力の高さが感じられる方でした。人間的には採用したかったのですが、外国出身の方と比較して、どうしてもそちらを選択せざるを得ませんでした。

 

まとめ ー 外国の方のスキルがすごい

採用においてはタイミングが大きく影響すると考えています。今回は比較になってなければ、日本の方を採用していたかもしれません。

 

ただ、最近の外国の方のスキルがすごいと感じています。特に語学力です。

 

今回のような四カ国語を話せるのは珍しいとしても、外国人応募者は母国語+英語+日本語の三ヶ国語を話せる人が大半です。もうそれだけで採用におけるリードを保っているといえます。

 

少子化問題もあり、人材採用は売り手市場といわれています。

 

でも外国の方のスキルを考えると、売り手市場といっていいのか疑問が湧いてきます。海外も含めて日本人のスキルを考える必要があると思います。

 

そして自分自身のスキルも・・・外国の人と比べると全然ダメでしょうね。何しろ語学力がまったくありません。ホントにうかうかとしてられないなー。