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すぐに一億円 小さな会社のビジネスモデル超入門 儲る仕組みの作り方

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社長の仕事というのは実際は一つだけです。それは儲る仕組みを作ることです。では儲る仕組みって何でしょうか。サラリーマンである私は明確な答えを持っていなかったのですが、週末に立ち寄った本屋さんで、答えが書いてある?本がありました。

 

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「すぐに一億円」って凄いタイトルですねー。自分でビジネスをしている人にとってはそうでもないのかもしれませんが。

 

仮にラーメン店だとすると、月に約833万を売り上げれば年間で1億円に届く計算です。でも、月に833万円とすると、週一回は休みとして営業日が25日なので、1日に約33.3万円を売上がないといけないということですね。

 

  • 年間売上 1億円
  • 月間売上 約833万円
  • 1日の売上 約33.3万円
  • 800円のラーメン 約416杯

 

これは無理ですね・・・いや、私自身は別にお店を開こうと考えている訳ではないのですが、

という記事を先日書いたこともあり、儲る仕組み、利益の出るビジネスモデルというのにちょっと興味が湧いています。

 

儲るお店とそうでないお店との違いは何か?

外食したときに、そのお店が儲かっているのかそうでないのかは何となく分かると思います。

 

 

この感じだとこのお店は儲からないだろうなあ

 

 

と思うことがあると思います。それとは逆に、このお店は儲るだろうなあ、と感じることもあるでしょう。

 

私自身も先日、あるお店でランチを食べたのですが、このお店は儲かるだろうなあ、と感じたことがありました。

 

そのお店でランチを食べた後に、ポイントカードをもらったのです。ポイントカードといっても大企業のようなしっかりしたカードではなく、お店の手作りのものでしたが、ランチを5回食べると1回が無料になるというものでした。

 

5回ランチを食べて1回無料、って割り合い的にはかなり高いですよね。

 

しかも、このお店は考えているなあ、と思ったのは、お昼がメインのお店ではなく、夜がメインのお店なのです。本業は居酒屋さんで、ランチ営業は夜のお客をさんを増やすためにやっておられるようでした。

 

おとりを用意する&お客を育てる

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本書は物語形式+解説という最近流行り?のビジネス本なのですが、いくつかビジネスモデルの定番ともいっていい内容が掲載されています。発売されて間もない本ということもあり、内容を全て書くのははばかられるので、触りだけを書いてみます。

 

前述した居酒屋を例にすると、このお店のお昼の営業はお客を呼び込むためのおとりになるのでしょう。日替わりランチは600円と安く、ボリュームも満点でした。もちろん味も申し分ありません。

 

それだけのランチを安く提供するのは、夜の居酒屋の時間に来店してもらう狙いがあるのでしょう。人間は一度入った店には入りやすいものです。そして夜のメニューもちゃんとテーブルの上に乗せてあったので、お酒が好きな人なら興味をそそられるでしょう。

 

そしてもうひとつ、お客を育てるという視点をお持ちだと思います。

 

前述した居酒屋さんから、ある日、ハガキが届いたのです。ポイントカードを作るときに、会社の住所を記載しておいたのですが、その住所宛に届きました。居酒屋さんとはいえ、来店をお待ちしています、というハガキが届くとちょっと嬉しいですよね。

 

そして何よりもハガキが届くということは、顧客リストを持っているということでもあります。町の居酒屋さんで顧客リストを持っているお店ってどれくらいあるのだろう?

 

ストックビジネスとフロービジネス

本書によく出てくるキーワードとして、ストックビジネスとフロービジネスがあります。

 

 

私も一度過去に記事にしているのですが、この考え方は重要ですね。継続して利益を上げるビジネスモデルがストックビジネスです。

 

本書では町の電気屋さんでもストックビジネスは可能だと説いています。町の電気屋さんは家電を売るだけが仕事ではなく、様々な工事を引き受けています。

  • エアコン取り付け
  • レンジフード取り替え
  • 電球の交換

など、といった工事からストックビジネスへと繋がることを解説しています。

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まとめ ー キーワードになるのはジョウゴの法則

本書には様々なキーワードが出てきますが、肝となるのは「ジョウゴの法則」でしょうね。これについては紹介せずに本書を読んでいただくのが良いかと思います。

 

私はお昼は外食することが多いのですが、スタッフと行くときはともかく、一人で食べるときはなるべく新しいお店に入るようにしています。

 

このお店は儲かっているのかな、と考えながらお店を見ていると楽しいと感じます。おそらく著者の高井洋子氏は自らを「ビジネスオタク」と読んでいるくらいなので、そういう仕組みが常に気になる方なのでしょうね。